お昼を食べた午後1時過ぎ、医者と助手2人が病室へやってきて、エコーの機械や道具を準備する。
まな板の上のオヤジは、防水シートを敷いたベッドに仰向けに寝て腹を出し、その上に手術で使う患部に穴の空いたシートをかけられた。
血がドバッと出たりするの?
と医者に聞くと、ドバッはないけれど滲み出ることがあるので念のためとのこと。
シートの穴から出ている傷跡=移植腎の位置にクリームを塗られ、エコーのスティックをグリグリされて針を刺す位置を確認後、ひゃっこい消毒液を塗られた。
直径3センチはあろうかという注射器に麻酔液を入れ、もう一度エコーをグリグリして位置を確かめ、
「ちょっと痛いですよ」
の声とともにブチッと腹に針が突き立った。
痛みと圧迫感、神経ブロックを幾らか弱くした感じ、思わず腹に力が入る。
麻酔が効くまでしはらく待つのかと思いきや、間をおかず今度はチャッカマンみたいな形状の30センチくらいの器具を医者が手にし、
「これで組織を取りますが、パチンと音がしますのでびっくりなさらないように」
と言った。
チャッカマンの先が腹に押し付けられ、言葉どおりにパチン‼と音が鳴り、
うっ😣となった。
続けてもう一度、パチン‼
「ハイ、終わりです」
医者が言って針穴を押さえる。
ハミ出た血を1人がふき取り、もう1人が撤収を開始。
医者が腹を押さえ約30分ほど、テープを貼られ、さらにその上から幅広のテープを腰から腰へギュと三重に張られ、1㎏の重さの砂嚢をその上に乗せられて終了。
その後1時間経ったら1㎏の砂嚢を取り除き、さらに3時間後に幅広のテープを剥がし、もう3時間後にようやく安静解除となる。
医者が去ったあと、仰向けに寝たまま足を曲げることもできず、ただただradikoで文化放送を聴きながらじっとしているだけ。
1時間後にナースが砂嚢を回収、3時間後にテープを剥がしにきたとき、退院後その足でクリニックへ行くというと、
「去年の10月にクリニックでコロナのクラスターが出ちゃったんですよね」
なんてことをヘロっと言う。
エッ⁉
おいおい、ヤベェこと言ってくれちゃうね、このナースのお姉ちゃんは。
このオヤジがクリニックへ通い出したのは12月、ということはその時点では問題解決したってことか❓❓
まあいずれにしても、今回PCR検査陰性だったのだから大事ないのだが、知らぬが仏ってやつネ・・・。
ところで、この病院でワクチン注射は決まったの?
と聞くと、予定は決まりましたと言う。
「でも、ワタシはしたくないんです」
何でよ、医療従事者やんなきゃヤバイでしょ、というと、
「だって、コロナって作られたものらしいし、怖いもの」
おいおい、陰謀論かよっ😳
う~ん、一般のウブなナースは血液型占いなんかも信じちゃうし、コロナ生物化学兵器説にもコロっと傾いちゃうのかいな。
でもね、もし生物化学兵器で開発されたのなら、その対抗手段も併せて考えているハズだから、ナチスの時代からそうなんだから、ワクチンが早くできたのもそういうことかもしれないからさ、バイオハザード観すぎじゃね。
しかしそれにしても、ちょっとヤなこと聞いちゃったな・・・。
顔が青ざめるほど6時間シッコに耐えて何事もなく腎生検を終え一夜明けて、針穴から出血すろことも気分が悪くなることもなく腹はグーと鳴り、朝10時半退院となった。
次回11月の腎生検の予定表をもらい、ナースに見送られてエレベーターで階下に降りた。
これなら今夜は仕事ができる\(^o^)/
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