先日の氷見のウォーキングで足のくるぶしが痛み、左の外側のくるぶしに絆創膏を何重にも貼ってなんとか歩いていたが、その時履いていたUAのシューズは
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もう1年以上愛用していて足が痛くなったことなんて1度もなかった。
それなのにどうしたことか、氷見へ行くしばらく前から時どきくるぶしが痛くなるようになり、足が痩せて骨が出てきたせいでシューズに当たっているのではないかとか、ヒモの結び方が悪いのではないか、あるいはシューズがヘタってきたせいかもしれないなどと考えて、家に帰ってきてから他の何足かあるシューズを履き替えてみたりした。
すると勝負靴としてフルの大会に出場するときだけ履いていたアシックスは大丈夫、ロングの練習用のナイキも問題なしだったが、いずれももう10年ものの今じゃもう古い靴底の薄いタイプのシューズで、くるぶしは痛くはならなかった反面足裏が痛くなってしまった。
しかし普段履きの靴底が少々ヘタってきたナイキは問題なく、くるぶしが痛くなる原因がまるでわからなくてウェアに着替えて“練習”する気にもなれず、普段履きのナイキでご近所を散歩するくらいでお茶を濁していた。
それでも毎日のように6、7㎞は歩いていて、歩く癖、走る癖をつければ足の痛みは解消すると考えていた。
しかし今年ももうあと1ヶ月半もなく、年が明けたらあっちゅう間に3月がきてしまい「東京マラソン」になってしまう。
わずか10.7㎞とはいえみっともない走りはしたくないし、これが再出発の思いを込めて臨みたいから、今やっとかなきゃヤバイんだよなぁ・・・。
なんてぇ呟きを無意識にしていたのだろう、それを聞いた小僧が
「オレは明日走っちゃうぜ、だからタイツを出してください。浅草まで行っちゃうからタイツを履いちゃいます」
なんて急に言った。
小僧も「東京マラソン」の当選が決まってからは練習するなんて息巻いてはいたものの、いざとなるとグズグスとしてウェアを着て外へ出たのはほんの1、2回しかなかった。
だが走ると言ったその夜のうちに自分でウェアを出したので、着圧タイツとウエストポーチを出してやると、翌朝さっさと着替えて外へ出て行った。
それを見てこちらもと、ウェアを出してふと手を見たら!(◎_◎;)
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昨夜寝る時にはなかった青アザが手の甲にできているではないか‼️
相変わらず毎日のように、どこにもぶつけていないのに左右の腕に青アザができ続けていたが、手の甲にできたことはこれまでなかった。
なんだかいや〜な気分になって外へ出る気が失せてしまいそうになったが、ウェアも出したことだし着替えてUAのシューズの紐をしっかり締めてドアを開けた。
11月の半ばだってのに土手には蝶も跳んでるしバッタもいて、重ね着したロンTを腕まくりして陽射しの下を早足。
腹を凹まして頭の先を引っ張られるような気持ちで前に進み、足の指でしっかり路面を捉えるようにして歩き、走ってみた。
ランニングを始めた頃に意識していた基本を思い出しやってみる。
土手から堀切駅の跨線橋を渡って高速の下を墨堤通りへ出て、墨堤通りを横断して汐入公園に入り白鬚橋に至り、明治通りを横断して隅田川の遊歩道を浅草方面へ進む。
足の親指で路面を掴むように意識して歩を進めるうちに、ん❓これかもしれない、と思うようになった。
そうか、華麗なる加齢と筋力の衰えで、最初は意識して歩いていたのがだんだん気持ちが緩んでダラっとした足どりになっていたのだろう。
そして足が外側に傾いでシューズに当たって痛みが出ていたのだ。
そうだ、これに違いない、いつしか意識と筋力が薄れて体がどちらかに傾いていたのだ。
そう思い当たると気持ちも足も軽くなり、ペースが早くなってたやすく桜橋まできた。
汗を拭いところどころにある立て看板見ると、
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そうかぁ、子供たちの駅伝大会の季節かぁ。
何年か前にもこの時期にここを走って、一生懸命に走っている子供たちを見て微笑ましかったっけ。
あと50年、60年経っても走れるようになれ、っとその時思ったものだ。
そう、昭和の良い子の頃には思いもしなかったあれやこれやが降りかかり振り払い、気持ちよりも先に体が老けてきて、金の切れ目が縁の切れ目、健康の切れ目も縁の切れ目を思い知り、それでも自分で立って食べて出せるうちは前に進むのだ。
来年こそは店を仕事を再開する、その前の決意表明として東京を走る💪