やはりウルトラの人はどこでも人気の的だ、これじゃヘタレな走りは絶対できないぞと、あらためて思う
しかしまだスタートまでに時間がたっぷりあって、このままマスクをかぶったまま20分以上もいるのは辛いので、頭だけでも脱ぐことにした。
子どもの夢を壊さぬよう、みんなに衝立になってもらってマスクを脱いだが、たちまち小学生の男の子たちから発見されてしまい、中身が酔っぱらいのおやぢだということがバレてしまった
みんなは軽く走ったりしてウォーミングアップをしていたが、こっちは中途半端な顔出しのウルトラなので、目立たぬようストレッチなんぞして時間をつぶした。
今回初マラソンと言っていい「シゲちゃん」は終始満面の笑みで、一緒に走るのは2回目の「ユミちゃん」も、スタートが待ち遠しい様子。
スタート10分前ぐらいに、「ユミちゃん」に手を引かれてランナーの列についた。
かあちゃんと小僧と「ホリちゃん」も前日と同じ扮装だ。
救護班&撮影をナース「クミちゃん」が引き受けてくれて、10時15分、号砲一発レースが始まった。
10㎞に参加の男女2,000人余りがゆっくりと動き出し、ウルトラオヤジはしっかり「ユミちゃん」の手を握り締めそれについて行く。
「ユミちゃん」の声と手の動きで、人にぶつからないよう走りだすと、両側の沿道から「ウルトラマーン !! 」の声援がおこり、右に左に手をふったりして快調に進む。
前夜、口元をハサミで少し広げたおかげで、気絶しそうな息苦しさは半滅した。
それに、「サバ兄」に先導してもらうより、「ユミちゃん」とお手手つないで走るほうが快適に決まっている
マスクの内側の顔は、じつはニヤニヤだった。
マスクをかぶっているから周りの景色は楽しめないが、道路は両側全面交通規制されて走りやすく、まともに走ったら良い記録がでそうなコースだ。
「シゲちゃん」には遠慮しないで先へ行けと、「ハマちゃん」を振りきって調子コキをギャフンといわせてやれと言ったが、5㎞ぐらいまでは彼らの姿が確認できた。
だいたいキロ6分ペースで給水所へ入り、持参したストローを口につっこみスポーツドリンクを飲んだ。
「ユミちゃん」に大丈夫かと問うと頷いたので、またまたお手手つないでラン、ラン、ランだ
ウサギ年だからだろうが、このような美しくないバニーガールの集団が走っていたので、スペシュウム光線をくらわせて追い抜いてやった。
6kmを通過したあたりで、握った「ユミちゃん」の手が少々の抵抗を見せたので、再び大丈夫かと問うと、先に行ってとのことなので、名残惜しいがここで単独になってペースを上げた。
ペースを上げるとまだまだイケそうな感じだったから、「ホリちゃん」の馬を追い抜き、数十人のランナーをごぼう抜き、最後の坂道で喘ぎはしたが、そのまま交差点を右折してゴールまでの一直線に走りこんだ。
「ウルトラマーン」の大歓声と、先にゴールした「シゲちゃん」と「ハマちゃん」に迎えられて、無事フィニッシュ。
後続の「ホリちゃん」や「サバ兄」、{ユミちゃん」に小僧とかあちゃんを迎えるために、そのまま道路に仁王立ちしていると、次々と子供たちから握手や写メを求められ、ちょっとしたイベント会場並の人気。
ひねた子からは「ウルトラマン汗かいてやんの」とか、「あのカラータイマー、ガチャガチャのカプセルだ」などと言われたりしたが、おおむね子供たちの夢は壊さずに走れたと思う。
記録はネットタイムで57分22秒、総合順位は1294位だったが、ウルトラかぶってで1時間以内なら満足だ
完走証をもらい、荷物を置いてある場所まで戻ると、ケーブルテレビの取材を受けた。
年齢は映さないでくれぃ・・・・
てな感じで「シゲちゃん」のデビュー戦は無事終了し、お待ちかねランチタイムであります。
電車でひと駅戻って牛久で降り。歩いて「シャトーカミヤ」へ。
出来立てのビールやワインとともに、バーベキューを味わおうという段取り。
ハラ減った~、ノド渇いた~の面々だが、料理がくればニンマリだ
なかなかのボリュームで、お得感が高い
食事後に牛久大仏へ初詣の予定だったが、すっかりバーベキューに夢中になってしまい時間がなくなってしまったので、「シャトーカミヤ」を散策、ワインと電気ブランなどを買って帰路についた。
千住に戻ってきたのはそれでもまだ6時、師匠「auちゃんパパ」も交えて二次会、三次会になだれ込み、ウルトラオヤジは幸せに天使に変身して、ゆるやかに記憶を無くしていくのであった。
5km、10km、ハーフと、ウルトラで完走 次はフルがって 死ぬわっ
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