お好み夜話-Ver2

トラブル イブ

世間のイブだクリスマスだとかは、まったく関係ないオヤジだが、師走の買い出しは結構あり、ヒョイと走って行ってリュックにポイッと突っ込んでくる程度ではすまないため、もう3週間以上乗っていないバイクに跨がった。

キイを入れてスターターボタンを押しても、ウンともスンともいわず、キックしてもカスカスいうばかりでエンジンがかからない。

仕方がないので、押しがけを試してみたが、咳き込むような音がするばかりで、ちっともエンジンは始動しない。

さてはバッテリーがあがったかと焦るも、このままこれに関わっていたら、市場は間に合わなくなってしまうので、車で行くことにした。

これが、朝一のトラブル


市場は暮れの買い出しでごったがえしていたが、さっさと買物を済ませ、続いて合羽橋に向かい、次に御徒町でキムチを仕入れて千住に戻り、店の裏のコイン駐車場に車を停めて荷物を運んだ。

ひと通り仕込みを終わらせ、さて車を出そうとしたら、先に車を出そうとしている年配の (オヤジよりも年上の) 人が、料金精算機の前でクビをひねっていた。

操作方法がわからないのかと声をかけると、そうではなく、機械が反応しないとのこと。

試しに代わりにやってみると、駐車番号を押して精算ボタンを押しても料金が表示されず、リセットされてしまう。

車止めの鉄板は下がってないので、これではいつまでたっても出られない。

何度か精算機のボタンを押してもラチがあかないので、管理会社へ電話して事情を説明すると、横柄でタカピーなオバチャンが応対し、イライラに拍車をかけ、思わず怒鳴ってしまった。

こちらがそうした説明をしている最中、くだんのオジサンは精算機のボタンを押し、たまたま表示された260円というあり得ない金額を投入してしまった。

聞くと昨夜から停めているといい、どう考えても260円で済むわけはないのに、安いからと小銭を入れてしまったようだ。

しかしすでに料金表示は消えていて、返却レバーを下げても、これまたウンもスンもない。

すると、車に同乗していた別のオジサンが出てきて、車止めの鉄板を踏んづけると、何とそれがすんなり下がったのだ。

そのまま260円で出て行っちゃうのはどうかと思い、再び管理会社に電話して状況を話すと、アッサリそのまま出ていいと言われ、オジサンたちはニコニコして去って行った。

残されたオヤジは、相変わらず無反応の精算機を睨みつけ、管理会社の横柄オバサンが、修理に行くのは40、50分かかると言うのを茫然と聞き、車止めの鉄板を蹴とばした。

でもさっきのオジサンのように鉄板が下がることはなく、ため息をついて諦めかけた。

これが第二のトラブルか・・・・・


だが数分後にダメもとで精算機のボタンを押してみると、おっ、正しく料金表示されるではないか。

精算機のご機嫌が変わらないうちに、速やかに小銭を投入し、鉄板が下がっているのを確認して車を脱出させた。

まったく、余計な時間がかかり、すっかり気分が滅入ってしまった。


車を駐車場にしまい、かあちゃんに電話すると、「サヨちゃん」ママと8ヶ月の「コハクちゃん」とご飯を食べているからこないかと言う。

行く行く、マゴに会って癒されたいから、イライラじいじは行きます。

久しぶりの「コハクちゃん」は、ずいぶん女の子らしくなって、なんの穢れもない瞳にまつ毛が長く、オヤジを見ても泣くこともなく、膝の上にちょこんとお座りして、チョ~~~可愛い。



「サヨちゃん」もすっかりママらしくなって、よかった、よかった。

オヤジとかあちゃんには、これはうれしいクリスマスプレゼントばい。

そして夕方、「砲丸投げ子」がお得意のスイートポテトを作って持ってきてくれた

これで朝のトラブルのイライラは、きれいさっぱり解消されました

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