メガホンマイクで怒鳴る声と、サイレンの音、しばらくしてヘリコプターの爆音が聞こえてきた。
ヘリの爆音からかなり低空を旋回していることがわかり、どうやら何がしかの事件がおこった模様。
その音があまりにもうるさく、おちおち昼飯を食っている場合ではないような気がして、ベランダへ出て見てみると、
我が家からほんの3,40メートルの上空にホバリングしているヘリが見えた。
土手の上を見れば、人々がみなヘリと同じ方角を見ており、しばらく空中に静止していたヘリはやがて旋回し、我が家の上空を通過して再び同じ位置でホバリングをするという行為をなんども繰り返した。
こりゃやっぱり、メシなんぞ食っている場合じゃない。
デジカメを掴んでサンダルをつっかけ、土手へダッシュ
荒川の河川敷には、赤色灯を回転させた消防の車両が7台、救急車が2台、チャリンコのおまわりさんが1人、物々しい雰囲気で歩きまわっている。
水難救助隊と書かれた車両から、ウエットスーツを着た隊員が降りてきて荒川の方へ急ぐ。
ロープや浮輪のようなものをもった隊員も川へ走る。
堀切橋の下の辺りの水辺で、消防隊と救急隊がなにやら作業をしているが、遠くからでは詳細がわからない。
緊急車両が到着してからどれくらいの時間が経過したのかわからないが、水難救助隊が川から戻ってきて、担架が担ぎ出されて救急車へ運ばれたことで、どうやら一段落したようだ。
その頃になって新たに、サイレンを鳴らしたパトカーが2台やってくるは、水上をサイレンを鳴らしたボートが接近してくるはで、ふたたび緊張感が漂うが、消防の大型車両は河川敷で方向転換し、早くも撤収の模様。
事件か事故か自殺か
詳細は夜か朝のニュースを見なけりゃわからないが、なんにせよ人の命が関わることは大がかりだ。
そうして野次馬オヤジが帰ってきたときには、すっかり昼飯は冷め切っていて、食欲も失せているのであった
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