増上慢を深く反省した夜

iMacが起動しなくなったストレスもあるだろう。

しかしもともとそういう気があったのだ。

誰かのためにという純粋な気持ちから発したことでも、他人からすればトンチンカンなことかもしれない。

そんなことにも気づかないほど奢って、上目線で、独善的に振舞っていたのだろう。

まったく、いい歳をして何度も何度も繰り返しやっちまうのだ・・・。



店の常連さんの結婚式で流すDVDを作っている時に、iMacが起動しなくなった。

焦りまくりながらもMacBook Airでも同時進行で作業していたことが幸い、なんとか8割がた出来上がったのだが、ラストの締めに悩んでいて、ふと思いついて他の常連さんたちからのお祝いメッセージをスクロールさせて入れようと考えた。

それは最初に作った「エリカちゃん」の時も、「ジョニー&ヒカル」の時も、その他に作ったムービーでもやった常套手段だったのだが、これまでは自発的に、みんなも自然に賛同してくれてうまくいったことなのに、今回は半ば強制のように、当然だろう的な増上慢でみんなにメッセージをお願いしたのだった。

それに対してほんの数人がメールを返してくれただけで、それにもイラッとした己はたかぴー丸出しだった。

結婚式というケツが決まっているスケジュールの中で焦っていたことも事実だし、いいものを作りたいという自意識過剰な根性もいやらしかった。

なにか抜けている、なにか物足りない、なにかしっくりこない、そんな気持ちを抱えながらムービーは概ね出来上がったが、冷静な第三者に見てもらい率直な意見とアドバイスをもらいたいと思い、ある分野でプロの「チエさん」と「マヤさん」に見てもらった。

そして貴重な意見とアドバイスとともに、己の増上慢に気付かされたのだった。

嗚呼、またやっちまったという思いで、方針転換を決意し、その反面忸怩たる思いとほんとうに自分の醜さが嫌になり、ジンをラッパ飲みしてぐでんぐでんに酔いつぶれた。

明日は医者に行く日だというのに、蓄尿もしなくてはいけないのに、見事なまでに二日酔いのダメダメ。

こんな有様では数値は惨憺たるものだろう。

何度も何度もこんなことを繰り返し、ちっとも成長せず、反省もその時だけですぐ忘れ、やがてポロポロになって死んでいくのかもしれない。

自業自得ってやつだ・・・。


ともあれ、頼まれた仕事はキッチリ納めよう。

今できる限りのすべてをつぎ込んで、あとは野となれ山となれ、だ。

嗚呼、頭が痛い、気持ち悪りぃ、今夜は飲まないようにしよう、かな・・・。