お好み夜話-Ver2

揚げ兄 

最近のメニューの中で、京都・伏見のお揚げを鉄板で焼いて、醤油タレを塗り、ねぎとジャコとおかかをのせた上にからしマヨネーズをかけて仕上げた、「大ぎつね」と


「子ぎつね」

が好評で、よくでる。

どちらも千住市場で仕入れているのだが、30cmもの大きさのお揚げはそうそう売っていないので、たのんで取っておいてもらっている。


今朝、久しぶりにリュックを背負って走って市場まで行ったら、お店のおばちゃんが大声で、

「お揚げのお兄さん来たよ~ ! 」

と、帳場に向かって叫んだ。

帳場のおばちゃんもにこやかに、

「ハイ、お揚げのお兄さん○○○円ね」

と、伝票を差し出す。

オヤジはすっかりこの店では、「お揚げのお兄さん」になってしまった。

「お揚げのお兄さん」、略して「揚げ兄」だ。

なんか「サバ兄」の向こうを張っているようで、ちょっとしっくりこないが、「揚げオヤジ」じゃなくて幸いだ。
1歩まちがえば、「ハゲオヤジ」に聞こえてしまうもの 

それに「揚げ兄」というと、「景気上げ、上げ ! 」みたいで威勢がよく聞こえたりするから、まあこう呼ばれても、よしとするかぁ・・・・・。

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