カーテンの仕切りがあるから顔は見ないが、声を聞く限りでは70代後半から80代、深いダミ声でどうやら腰が悪く歩行困難みたいだ。
患者経験の豊富なオヤジはその声と雰囲気で、嗚呼これで安らかな療養生活が終わった、とピンときた。
案の定となりの爺さんは、常にブツブツ「痛え」とか「くそっ」とか声に出して呟き、あたり構わず屁をブーブー撒き散らし、なんと😳ベッドの上で糞をするのだ😱
おまけに耳が遠く、声のでかいナースが担当につきオムツの始末をしている有様。
こっちはようやく量は少ないながらも普通食がでて体力をつけなきゃならないのに、食事の最中に霧笛のような野太く長い屁をこきやがり、とたんに食欲が失せてしまう。
まあねぇ、お互い不自由な患者だから、耳の遠い爺さんに文句を言う筋合いはないから苦々しく黙っていたけれど、様子を伺いにきたナースには🙅♂して顔をしかめてみせ、部屋をチェンジしてほしいと訴えたが、あいにく満室。
しかし差額ベッドの同意書にもサインしたとはいえ、これじゃぁ体は回復しても心が病んじまうよ。
まさにかあちゃんの言う差額ベッドならぬ差別ベッドだぜぃ😑
翌21日、再び部屋チェンジのお願いをしている最中にブッ、ブッブ、ブブブ~~ッと突撃ラッパのような屁が鳴り響き、さすがにナースも苦笑い、もう少しお待ちくださいと出ていった。
そのしばらく後、「お部屋が用意できました」とナースが知らせにきて、点滴の棒を押しながら空いた2人部屋の窓側に引っ越しした。
これでようやくゆっくり眠れると思ったのも束の間、喉がいがらっぽく痰がからみ咳き込みだした。
咳き込むたびに腹の傷が激しく痛み、とても眠るどころじゃなく腹を押さえて涙目。
結局眠れずに朦朧として夜明かし、なんだかうまくいかねぇなぁ🥱
しかし悪いことばかりじゃない‼
朝の点滴が終わったらナースがやってきて、ポコちゃんのチューブを抜いてくれるという。
かつて腎臓結石でポコちゃんチューブが入れられていたときは、サディスティックな医者からワン、ツー、スリー‼スッポン‼と引っこ抜かれてゾゾゾワ~ッと気持ち悪い思いをしたことがあったが、今回は優しくてお気に入りのナースから引っこ抜かれちゃう😓
ベッドに寝たまま、またしてもズンドコベロンチョされて、「息を吸って、止めて」と2回目に言ったときにドゥルンと、およそ20センチほどのチューブが抜かれた。
あースッキリ。
途端に自主的にオシッコがしたくなりトイレに行き怒涛のひと息。
これからは毎回用を足すごとに「排尿日誌」をつけることになる。
それからまたしばらくして若い医者がやってきて、首筋の点滴のチューブを抜いてくれることになった。
これが抜けるとかなりラクになるよなぁ😌
プレデターの髪飾りみたいに、点滴のコネクターが3本チャラチャラ下がっていて鬱陶しかったが、コイツもなんなく息を一瞬止めた瞬間にヌルんと12、3センチのチューブが首筋から抜けた。
そしてまたしばらくして、今度は脇腹のドレーンチューブがヒョロンと引っこ抜かれた。
あーこれでだいぶラクになった。
あとは最後の1本、傷口からでている少し太めのチューブのみ。
コイツは連休明けだな😐
それが取れれば右腿の痺れもなくなるかも知れず、退院がみえてくる。
24日、予定どおり退院できるかなぁ🤔
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