前回、吉田健一訳を苦労して読んで、こんな訳でいいのか?と疑問に思ったので、
今回小池滋訳で読んでみた。
……こっちは読みやすかったですね。ものすごく。
ちょっと寝込んでいる日に読んだんだけど、1日で読み終わったから。
こんな文学作品を4、5時間続けて読めるというのは珍しい。
面白かったということだろう。
わたしはここ数十年、基本的に本は1回しか読まないのだが、
やっぱり再読する功というのもあるのかなあ。
2回目だからストーリーにとまどうことはないしね。
より頭に入りやすくはあるだろう。
だからといって感想が深くなったとか考察できたとか、そういったことは全くない。
やっぱり感想は前と同じで、ハワーズ・エンド以外の家が無駄に
フィーチャーされすぎ。
そしてヘレンの行動が無理がありすぎ。
……前回とまったく変わってない感想。
あと5回くらい読み返したらもう少し深い感想も出て来るのかもしれんが、
まさかそんなことは致しません。
とりあえず吉田健一と小池滋の訳を比べてみたかったので、読んで良かった。
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