プロ野球日本シリーズ 2021。

わたしはプロ野球ファンというより「おらがチーム」のファンだから、
贔屓のチームが負けた時点でファイナルにも日本シリーズにも興味がなくなる。
ちゃんと日本シリーズを見たのは、イーグルスが日本一になった2013年。

でも今回はなんとなく第1戦から見てみた。
双方ともに最下位からのリーグ優勝でレア感もあったし、
わたしは過去にヤクルトファンだったから。
ブログタイトルの27番地は古田敦也の背番号にちなんでます。



それにしても今回の日本シリーズは、いい試合でしたねえ！
1戦目に勝てそうな流れでサヨナラを食らった時はオーマイガーと思ったけど、
1戦目から6戦目まで、エラーはそれなりにありつつも
息詰まる投手戦、打撃のシーソーゲーム、いずれにせよ力が拮抗したいい試合。

日本シリーズなんかだと、野球を見るというよりは選手の気負いを見るような、
下手すると空回りするような場面も多々ある気がするのだけれど、
この日本シリーズは両チームのエッセンスが出た、クライマックス編集版のように
見えた。

こんなことをいいつつ、わたしはイーグルスの試合しか見ないので
オリックスも現在のヤクルトもほぼ知りませんけど……。



まあとにかくみんなが活躍した試合でした。
山田哲人のタイムリーも。
村上宗隆の1本も。
中村悠平のタイムリーも。リードも。誰だったか解説がえらく褒めてた。
外国人選手のホームランも。
山本由伸の9回140球も。田中まーを髣髴とさせたね。
宗の毎試合安打とか。

なにより、川端の代打決勝打ですかねえ。
まさにしびれる場面で出て来て、当たりは大したことなかったけど、
あれがタイムリーになったのは、言いがちだけれども執念。そういうことかな。

石川の勝利もうれしかった。石川だよ。わたしが見てた頃から投げてた投手が、
日本シリーズ初勝利！
いつまで経っても中学生みたいな顔をしている石川も41歳になりました。
相変わらずいい声で、しっかりしたことを喋っていた。

石川はねー、わたしは優勝を何度も経験している選手のような気がしていたが、
優勝の翌年2002年に入団して、その後13年、優勝を経験せずにずっと投げてた人。
2015年のリーグ優勝が初。
でもその時も日本シリーズは敗れて、日本一になるのは今回初。
20年選手の初めての日本一。胸熱。



1点差2点差の試合ばっかりで、これぞ日本シリーズ！という面白さだった。
多分対戦チーム以外のファンも面白かったんじゃないですか。
わたしのような人は多いだろうから、実際に見た人は全プロ野球ファンの
1割くらいだったかもしれないけど。

ヤクルトとオリックスのファンは、毎試合身を削るような展開で、
自分だったら胃が持たなかったと思われる。おつかれさまでした。

特に第6戦、現地に行って極寒のなか、23時過ぎまで
胃の痛い展開の試合を観戦した皆さまには賞賛の拍手を贈りたい。
風邪をひかないようにお気をつけて。


おめでとう、ヤクルト。
いい試合だった、オリックス。