また興味を持ったこの映画を観てきました
「日日是好日」 にちにちこれこうじつ
先日 亡くなられた女優 「樹木 希林」さんの映画です 遺作となります
希林さん演じる 茶道の先生
生徒は 黒木華さんと 多部未華子さん
茶道を20年間 習い続けた 女性
茶道を通しての女性の成長 心の変化を繊細に描いてます
私も若い頃 茶道教室に5年間 通った事があります
偶然なのですが この映画の茶道流派は 「表千家」
またまた偶然にも先生の名前が 「武田先生」
共通する点がありました
違ったのは 私の武田先生は 80歳とご高齢だった事
はんなりとした京都弁
緩やかな着物の着こなしがとてもカッコ良かった
これは希林さんも同じ 着物姿素敵...
茶道を始めたきっかけは なんとも単純....でして
「美味しい 生菓子」が食べられる
こんな事がきっかけでした
でも お稽古を何度となく続けるうちに
心が落ち着いて とても幸せな気分になれた
嫌な事も お稽古に集中することで 忘れてしまっていた
あのお茶室の雰囲気がとても好きだった
この映画を観ながら あの頃の事を思い出し
若くて 屈託なく笑いころげた懐かしい 自分とも
再会したような気分になりました
お稽古の時 最初の頃 足がしびれてしまって
立てなくなった事が何度もありました
先生から「おみや くずしなはれやぁ」
直訳するとですね..
おみや→足 「足 くずしなさいよ 」
映画の中でも そんな様子が描かれて
お稽古をした人にしかわからない 「茶道あるある」だったので
思わず笑ってしまいました
映画の武田先生もとっても素敵で 凛としてモノ言わずとも
生徒さんを 温かく見守っている
とてもぬくもりを感じる映画です
ラストが近づいて 「お茶会か 初釜」のシ-ンで
武田先生(希林さん) のセリフ
「...こうして 毎年同じ事が できる事が 幸せなんだって....」
なんか心に響きました
同じ事を続ける...とても簡単なようですが 大変なのですね
この言葉に自分が今 サックスを続けられている事に
感謝しました
そうだ......私も頑張ろう....あと何年続くかわからないけど
茶道....奥が深いです
茶道の道具を今月処分するんですが
なんとも 後ろ髪ひかれるようで
ちょっとためらっている
でもやっぱり 断捨離かなぁ..