超音波実験 no.216
洗浄の基礎と超音波洗浄技術の実務への活用とノウハウ
目 的: 洗浄の基礎知識と超音波洗浄技術の向上
テ ー マ: 洗浄の基礎と超音波洗浄技術の実務への活用とノウハウ
対 象: 企業の研究・開発・設計・品質保証部門のスタッフ
開催予定日時: 2014年7月9日(水)10:30~17:20
(講演時間合計 約6時間)
講 師: 超音波システム研究所 代表 斉木 和幸
会 場: 連合会館(旧「総評会館」)(東京・JRお茶の水駅より徒歩約5分)
■略歴・活動状況:
2008.8 超音波システム研究所 設立
以下の対応を継続中
超音波利用に関するコンサルティング
・洗浄、漏水探査、加工、製品開発、共同研究・・・
オリジナル超音波製品の製造販売
・超音波専用水槽を利用した装置(2010年)
・ナノレベルの超音波分散装置(2011年)
・超音波シャワー装置(2011年)
・音圧測定解析システム(2012年)
・複数の超音波振動子を利用した推奨システム(2013年)
・超音波制御装置(2014年)
各種セミナー
・超音波洗浄
・超音波とマイクロバブルによる表面処理
・超音波加工
・超音波攪拌(乳化・分散・粉砕)
・超音波の測定・解析
・・・・・
■プログラム
<<洗浄の基礎>>
1.洗浄の基礎知識
(1)洗浄の目的と原理
(2)洗浄のエネルギー
(3)洗浄の方法
(4)洗浄プロセス
(5)洗浄液(洗剤、溶剤、・・)
(6)洗浄効果の確認方法
(7)リンス、乾燥工程の基礎知識
2.洗浄の問題点と解決方法
(1)問題とは何か?(再付着、バラツキ、しみなど・・・)
(2)原因は何か?(変化する要因をとらえ、評価する)
(3)対策・解決方法(洗浄プロセス、汚れの流れ・・)
3.洗浄で使われる超音波の基礎
(1)超音波とは何か?
(2)超音波伝搬現象(液体、気体、弾性体)
(3)キャビテーションと音響流
4.超音波<測定・解析>システムによるデモンストレーション
音圧データの測定画面を表示しながら説明します
(添付写真参照)
a.洗浄物(金属・ガラス・樹脂)の表面を伝搬する振動現象
b.超音波伝搬状態を音圧グラフで観察
c.超音波の非線形性現象
(洗浄効果に関するノウハウを公開します)
d.加速度(音響流)効果とキャビテーションの効果
<<超音波洗浄技術の実務への応用>>
5.トラブルシューティング
(1)大型部品(軸・フレーム・・・)の洗浄
(2)樹脂部品(プラスチックレンズ・・・)の洗浄
(3)洗浄バレルを使用した洗浄
(4)大量の部品洗浄
(5)洗剤・溶剤を利用した洗浄
(6)複雑な形状の部品洗浄
(7)その他(線材、素材、粉末、アルミ、セラミック・・)
(スキルとして公開できる範囲で紹介します)
6.洗浄ノウハウ
(1)超音波専用水槽
(2)間接水槽・治工具の設計開発方法
(3)複数(2種類、3種類)の異なる超音波振動子による制御
(4)大型水槽を使用した洗浄装置
(5)超音波を利用した洗剤の製造方法
(6)超音波とマイクロバブルによる表面改質方法
(7)流水式超音波洗浄(超音波シャワー)
(8)ナノレベルの乳化・分散・粉砕
(9)音圧測定解析(表面検査)
7.洗浄工程の管理方法(知っておきたい洗浄の知識)
(1)要因が変動する場合の管理方法
(2)対象物の変化(形状、材質、数量・・)に対する管理方法
(3)洗浄液の管理方法
(4)新規工程立ち上げ時の注意事項
(5)最近の環境法規制について
(6)管理データの検討方法について