超音波システム研究に関する動画・スライドを投稿しています ultrasonic-labo
「
数学は知性の世界だけに存在しうるものではない、
何を入れなければ成り立たぬかというと、
感情を入れなけれは成り立たぬ。
数学の体系に矛盾がないというためには、
まず知的に矛盾がないということを証明し、
しかしそれだけでは足りない、
銘々の数学者がみなその結果に満足できるという
感情的な同意を表示しなければ、
数学たとはいえないということがはじめてわかったのてす。
じっさい考えてみれば、
矛盾がないというのは感情の満足ですね。
矛盾がないというのは、矛盾がないと感ずることですね。
感情なのです。
そしてその感情に満足を与えるためには、
知性がどんなにこの二つの仮定には矛盾がないのだと
説いて聞かしたって無力なんです。
ともかく知性や意志は、感情を説得させる力がない。
ところが、人間というものは感情が納得しなければ、
ほんとうには納得しないという存在らしいのてす(注:一部省略)」
http://youtu.be/VV87OIc-pUw
数学は語学に似たものだと思っている人がある。寺田寅彦先生も数学は語学だといっているが、そんなものなら数学ではない。おそらくだれも寺田先生に数学を教えなかったのではないか。語学と一致している面だけなら数学など必要ではない。それから先が問題なのだ。人間性の本質に根ざしておればこそ、六千年も滅びないできたのだと知ってほしい。
また、数学と物理は似ていると思っている人があるが、とんでもない話だ。職業にたとえれば、数学に最も近いのは百姓だといえる。種子をまいて育てるのが仕事で、そのオリジナリティーは「ないもの」から「あるもの」を作ることにある。数学者は種子を選べば、あとは大きくなるのを見ているだけのことで、大きくなる力はむしろ種子の方にある。これにくらべて理論物理学者むしろ指物師に似ている。人の作った材料を組み立てるのが仕事で、そのオリジナリティーは加工にある。理論物理学者は、ド・ブロイ、アインシュタインが相ついで、ノーベル賞をもらった一九二〇年代から急速にはなばなしくなり、わずか三十年足らずで一九四五年には原爆を完成して広島に落とした。こんな手荒な仕事は指物師だからできたことで、とても百姓にできることではない。いったい三十年足らずで何がわかるだろうか。わけもわからず原爆を作って落としたに違いないので、落とした者でさえ何をやったかその意味がわかってはいまい。
独創するために心境を用意することがどんなに手間のかかることか。(岡 潔)
超音波システム研究所
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
通信の数学的理論
http://ultrasonic-labo.com/?p=1350
音色と超音波
http://ultrasonic-labo.com/?p=1082
モノイドの圏
http://ultrasonic-labo.com/?p=1311
物の動きを読む
http://ultrasonic-labo.com/?p=1074
超音波システム研究所<理念>
http://ultrasonic-labo.com/?p=1985
超音波システム研究所<理念>
http://ultrasonic-labo.com/?p=1985
参考
1)超音波洗浄器(基礎実験・確認)
超音波洗浄器の利用技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1318
超音波洗浄器の利用技術 No.2
http://ultrasonic-labo.com/?p=1060
超音波洗浄器(42kHz)による<メガヘルツの超音波洗浄>技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1879
2)超音波利用(応用技術・ノウハウ)
超音波振動子の設置方法による、超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1487
推奨する「超音波(発振機、振動子)」
http://ultrasonic-labo.com/?p=1798
超音波専用水槽の設計・製造技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1439
超音波のダイナミック制御技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=2015
超音波洗浄システムを最適化する方法
http://ultrasonic-labo.com/?p=2710
「超音波の非線形現象」を利用する技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1328
3)超音波測定(音圧測定・解析・評価)
音圧測定装置(超音波テスター)の標準タイプ
http://ultrasonic-labo.com/?p=1722
音圧測定装置(超音波テスター)の特別タイプ
http://ultrasonic-labo.com/?p=1736
超音波計測の特別システムをオーダーメイド対応
http://ultrasonic-labo.com/?p=1972
http://ultrasonic-labo.com/?p=1962
http://ultrasonic-labo.com/?p=1953
http://ultrasonic-labo.com/?p=1915
超音波機器の<計測・解析・評価>(出張)サービス
http://ultrasonic-labo.com/?p=1934
超音波<計測・解析>事例
http://ultrasonic-labo.com/?p=1705
何を入れなければ成り立たぬかというと、
感情を入れなけれは成り立たぬ。
数学の体系に矛盾がないというためには、
まず知的に矛盾がないということを証明し、
しかしそれだけでは足りない、
銘々の数学者がみなその結果に満足できるという
感情的な同意を表示しなければ、
数学たとはいえないということがはじめてわかったのてす。
じっさい考えてみれば、
矛盾がないというのは感情の満足ですね。
矛盾がないというのは、矛盾がないと感ずることですね。
感情なのです。
そしてその感情に満足を与えるためには、
知性がどんなにこの二つの仮定には矛盾がないのだと
説いて聞かしたって無力なんです。
ともかく知性や意志は、感情を説得させる力がない。
ところが、人間というものは感情が納得しなければ、
ほんとうには納得しないという存在らしいのてす(注:一部省略)」
http://youtu.be/VV87OIc-pUw
数学は語学に似たものだと思っている人がある。寺田寅彦先生も数学は語学だといっているが、そんなものなら数学ではない。おそらくだれも寺田先生に数学を教えなかったのではないか。語学と一致している面だけなら数学など必要ではない。それから先が問題なのだ。人間性の本質に根ざしておればこそ、六千年も滅びないできたのだと知ってほしい。
また、数学と物理は似ていると思っている人があるが、とんでもない話だ。職業にたとえれば、数学に最も近いのは百姓だといえる。種子をまいて育てるのが仕事で、そのオリジナリティーは「ないもの」から「あるもの」を作ることにある。数学者は種子を選べば、あとは大きくなるのを見ているだけのことで、大きくなる力はむしろ種子の方にある。これにくらべて理論物理学者むしろ指物師に似ている。人の作った材料を組み立てるのが仕事で、そのオリジナリティーは加工にある。理論物理学者は、ド・ブロイ、アインシュタインが相ついで、ノーベル賞をもらった一九二〇年代から急速にはなばなしくなり、わずか三十年足らずで一九四五年には原爆を完成して広島に落とした。こんな手荒な仕事は指物師だからできたことで、とても百姓にできることではない。いったい三十年足らずで何がわかるだろうか。わけもわからず原爆を作って落としたに違いないので、落とした者でさえ何をやったかその意味がわかってはいまい。
独創するために心境を用意することがどんなに手間のかかることか。(岡 潔)
超音波システム研究所
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
通信の数学的理論
http://ultrasonic-labo.com/?p=1350
音色と超音波
http://ultrasonic-labo.com/?p=1082
モノイドの圏
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物の動きを読む
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超音波システム研究所<理念>
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超音波システム研究所<理念>
http://ultrasonic-labo.com/?p=1985
参考
1)超音波洗浄器(基礎実験・確認)
超音波洗浄器の利用技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1318
超音波洗浄器の利用技術 No.2
http://ultrasonic-labo.com/?p=1060
超音波洗浄器(42kHz)による<メガヘルツの超音波洗浄>技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1879
2)超音波利用(応用技術・ノウハウ)
超音波振動子の設置方法による、超音波制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1487
推奨する「超音波(発振機、振動子)」
http://ultrasonic-labo.com/?p=1798
超音波専用水槽の設計・製造技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1439
超音波のダイナミック制御技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=2015
超音波洗浄システムを最適化する方法
http://ultrasonic-labo.com/?p=2710
「超音波の非線形現象」を利用する技術を開発
http://ultrasonic-labo.com/?p=1328
3)超音波測定(音圧測定・解析・評価)
音圧測定装置(超音波テスター)の標準タイプ
http://ultrasonic-labo.com/?p=1722
音圧測定装置(超音波テスター)の特別タイプ
http://ultrasonic-labo.com/?p=1736
超音波計測の特別システムをオーダーメイド対応
http://ultrasonic-labo.com/?p=1972
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超音波機器の<計測・解析・評価>(出張)サービス
http://ultrasonic-labo.com/?p=1934
超音波<計測・解析>事例
http://ultrasonic-labo.com/?p=1705
医療の分野では胎児の超音波検査などに使われています。
そんな超音波を使って、
アルツハイマー病の脳から失われた記憶や脳機能自体を回復させるという研究が進められています。
また、マイクロバブル注射と超音波を組み合わせることで、
また、マイクロバブル注射と超音波を組み合わせることで、
一時的に血液脳関門に無害な穴を開けることにも成功しており、
プラークへの影響は未確認ですが、アルツハイマー病治療薬の開発に役立つかもしれないとのこと。
「脱気・マイクロバブル発生装置」を利用した超音波制御システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1996
超音波とマイクロバブルによる表面改質(応力緩和)技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=5413
「脱気・マイクロバブル発生装置」を利用した超音波制御システム
http://ultrasonic-labo.com/?p=1996
超音波とマイクロバブルによる表面改質(応力緩和)技術
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Matthias Pintscher-Nemeton, played by Jonas Göbel Part 1/2
長岡先生の休学
湯川秀樹 「創造への飛躍」
長岡先生の休学(昭和四十二年二月)より
人間の一生の中のある時期に自分の生きてゆく道がきまる。
少なくとも一度は、どの道をえらぶかについての決定がなされねばならぬ。
といっても、もちろん自分で決断する機会があたえられるとは限らない。親のいうとおりにしたとか、自分で考える能力のない小さい時に道がきまってしまっていたとか、あるいは経済的な事情によって、自分の希望する道が到達不可能だったとかいう場合が、過去においては非常に多かったであろうし、今日でも少なくないであろう。
私などは仕合わせな人間で、大学教育を受けうる家庭的環境の中で、高等学校在学中に、自分の意思で物理学者として一生をすごすという決断をすることができた。それは大正の末期であった。それは私にとって、そんなにむつかしい決断ではなかった。
それにくらべると、私よりずっと前の年代、特に明治二十年ごろ以前に青年期を迎えた人たちが、科学者となる決断をするのは、容易なことではなかったはずである。なぜかといえば、私たちの時代には、すでに多くの先輩の日本人科学者が実在していたのに反して、明治二十年ごろ以前には、科学に関しては、外国の学者から教えてもらって習い覚えるとか、外国の研究を追試するとかいう以上のことが、まだほとんど何もなされていなかったからである。
そういう時代に科学者となる決断をするに至った青年たちの心境は、どんなものだったのか。
人によって、また選んだ専門によって、いろいろな違いもあったろうが、しかし、それらの間の違いよりも、それらと私たちの場合との違いの方がずっと大きいのではないか。そんなことをかねがね私は漠然と考えていた。
ところが、つい先ごろ私はこの点に関する非常に興味ある文献が残っているのを知った。
それは長岡半太郎先生が八十五歳でこの世を去られる数年前に書かれた「中学卒業後の指針」と題する開成中学での講演の原稿である。その中に次のような文章がある。
「私の時代には大学に入る予備校すなはち今の高等学校には、文理の区別はなく、今日より選択には幾分の余裕が存しましたが、私は一時相当に苦しみました。(…中略…)大学に入りて一年経過いたしましたとき、多少欧米で研究された事項を了解いたしましたが、自分は他人のなした後を追うて、外国から学問を輸入し、これを日本人間に宣伝普及する宿志ではありませんでした。必ずや研究者の群れに入りて、学問の一端を啓発せねば、男子に生まれた甲斐がない」
ここまでは、私が物理学の研究者になろうと志したのと、大して変わりはない。大正末期と明治二十年ごろとの大きな違いは、その次の文章に、はっきりと現れてくる。
「東洋人は研究に堪能でないか否やを明白にして、しかる後おもむろに将来の方針を一定するが得策であると考へました。まだ春秋に富んでいるから、一年を棒に振ったところで損をすることは僅かである。もしあやまてば取り返しのつかぬ事態に遭遇するから、決然一年休学を願い出て、支那における科学に関する事項を調べてみました」
はじめて、この文章に接した時の私は、驚愕の念を禁じえなかった。
二十歳になるやならずの青年が、自分の前途を決定するために、決然として大学生としての一年間を棒に振る。
常人の考えることではない。考えても容易に決行できることではない。
さて大学生、長岡半太郎氏の休学一年間の調査の結果は、次の文章で示されている。
「支那における渾天儀(天文観測機)、暦法、指南軍(黄帝)、北光の観測(山海経)、有史以前に属します。○戦国時代恒星表(石氏、甘氏)、太陽黒点(?)、天の蒼々たる、これ本色か(荘子)、微分の観念(恵施)、共鳴の実例(荘子)、雷電の説明(荘子)、エネルギーの概念(荘子)(二千三百年前)、金属の研究、○銅錫の合金(礼記、周公、二千九百年前時代)、鉄製刀剣(二千二百年前)。大砲と解釈される霹靂車、すなはち火薬の利用(千七百五十年前)。ことごとく支那独創的のもの。ギリシャ、ローマより渡来せるにあらず。」
かくして得られた結論は、
「これほどの研究があるからには東洋人でもこれに専念すれば終に欧米に遜色なきに至らんと確信を得るに至りました。これが私をして物理学に執着するに至らしめた根源であります」
長岡先生の出発点が、このようであったればこそ、果たして明治三十七年(一九〇四年)には世界の物理学者に先駆けて原子模型に関する論文を発表するに至ったのである。
今にして思えば、このような大先輩を日本人の中に見出していたことが、大正末期の高校生であった私をして、迷うことなく、物理学研究の道を選ばしめる要因の一つとして大きく作用していたのではなかろうか。
最近の中国古代の科学史の研究の成果が、長岡先生の調査結果を、どこまで裏書しているかについて、私はまだ詳しく検討していないが、少なくとも「当たらずといえども遠からず」といってよいであろう。
先生は特に「荘子」が好きであったらしいが、私自身も「荘子」の愛読者である。そこには偶然の一致以上の理由があるに違いない。
この講演の原稿の最後は、もしも調査結果が思わしくなかったと仮定した場合、どの道を択んだであろうかと問われたなら、 「恐らく東洋史を攻究したらうと思ひます」 という文章で終わっている。
この数年来、日本や東洋や、さらには人類全体の歴史に対する関心が、とみに強まってくるのを感じている私は、この最後の文章にも「なるほど」と相槌を打ちたくなるのである。
湯川秀樹 「創造への飛躍」
長岡先生の休学(昭和四十二年二月)より
湯川秀樹 「創造への飛躍」
長岡先生の休学(昭和四十二年二月)より
人間の一生の中のある時期に自分の生きてゆく道がきまる。
少なくとも一度は、どの道をえらぶかについての決定がなされねばならぬ。
といっても、もちろん自分で決断する機会があたえられるとは限らない。親のいうとおりにしたとか、自分で考える能力のない小さい時に道がきまってしまっていたとか、あるいは経済的な事情によって、自分の希望する道が到達不可能だったとかいう場合が、過去においては非常に多かったであろうし、今日でも少なくないであろう。
私などは仕合わせな人間で、大学教育を受けうる家庭的環境の中で、高等学校在学中に、自分の意思で物理学者として一生をすごすという決断をすることができた。それは大正の末期であった。それは私にとって、そんなにむつかしい決断ではなかった。
それにくらべると、私よりずっと前の年代、特に明治二十年ごろ以前に青年期を迎えた人たちが、科学者となる決断をするのは、容易なことではなかったはずである。なぜかといえば、私たちの時代には、すでに多くの先輩の日本人科学者が実在していたのに反して、明治二十年ごろ以前には、科学に関しては、外国の学者から教えてもらって習い覚えるとか、外国の研究を追試するとかいう以上のことが、まだほとんど何もなされていなかったからである。
そういう時代に科学者となる決断をするに至った青年たちの心境は、どんなものだったのか。
人によって、また選んだ専門によって、いろいろな違いもあったろうが、しかし、それらの間の違いよりも、それらと私たちの場合との違いの方がずっと大きいのではないか。そんなことをかねがね私は漠然と考えていた。
ところが、つい先ごろ私はこの点に関する非常に興味ある文献が残っているのを知った。
それは長岡半太郎先生が八十五歳でこの世を去られる数年前に書かれた「中学卒業後の指針」と題する開成中学での講演の原稿である。その中に次のような文章がある。
「私の時代には大学に入る予備校すなはち今の高等学校には、文理の区別はなく、今日より選択には幾分の余裕が存しましたが、私は一時相当に苦しみました。(…中略…)大学に入りて一年経過いたしましたとき、多少欧米で研究された事項を了解いたしましたが、自分は他人のなした後を追うて、外国から学問を輸入し、これを日本人間に宣伝普及する宿志ではありませんでした。必ずや研究者の群れに入りて、学問の一端を啓発せねば、男子に生まれた甲斐がない」
ここまでは、私が物理学の研究者になろうと志したのと、大して変わりはない。大正末期と明治二十年ごろとの大きな違いは、その次の文章に、はっきりと現れてくる。
「東洋人は研究に堪能でないか否やを明白にして、しかる後おもむろに将来の方針を一定するが得策であると考へました。まだ春秋に富んでいるから、一年を棒に振ったところで損をすることは僅かである。もしあやまてば取り返しのつかぬ事態に遭遇するから、決然一年休学を願い出て、支那における科学に関する事項を調べてみました」
はじめて、この文章に接した時の私は、驚愕の念を禁じえなかった。
二十歳になるやならずの青年が、自分の前途を決定するために、決然として大学生としての一年間を棒に振る。
常人の考えることではない。考えても容易に決行できることではない。
さて大学生、長岡半太郎氏の休学一年間の調査の結果は、次の文章で示されている。
「支那における渾天儀(天文観測機)、暦法、指南軍(黄帝)、北光の観測(山海経)、有史以前に属します。○戦国時代恒星表(石氏、甘氏)、太陽黒点(?)、天の蒼々たる、これ本色か(荘子)、微分の観念(恵施)、共鳴の実例(荘子)、雷電の説明(荘子)、エネルギーの概念(荘子)(二千三百年前)、金属の研究、○銅錫の合金(礼記、周公、二千九百年前時代)、鉄製刀剣(二千二百年前)。大砲と解釈される霹靂車、すなはち火薬の利用(千七百五十年前)。ことごとく支那独創的のもの。ギリシャ、ローマより渡来せるにあらず。」
かくして得られた結論は、
「これほどの研究があるからには東洋人でもこれに専念すれば終に欧米に遜色なきに至らんと確信を得るに至りました。これが私をして物理学に執着するに至らしめた根源であります」
長岡先生の出発点が、このようであったればこそ、果たして明治三十七年(一九〇四年)には世界の物理学者に先駆けて原子模型に関する論文を発表するに至ったのである。
今にして思えば、このような大先輩を日本人の中に見出していたことが、大正末期の高校生であった私をして、迷うことなく、物理学研究の道を選ばしめる要因の一つとして大きく作用していたのではなかろうか。
最近の中国古代の科学史の研究の成果が、長岡先生の調査結果を、どこまで裏書しているかについて、私はまだ詳しく検討していないが、少なくとも「当たらずといえども遠からず」といってよいであろう。
先生は特に「荘子」が好きであったらしいが、私自身も「荘子」の愛読者である。そこには偶然の一致以上の理由があるに違いない。
この講演の原稿の最後は、もしも調査結果が思わしくなかったと仮定した場合、どの道を択んだであろうかと問われたなら、 「恐らく東洋史を攻究したらうと思ひます」 という文章で終わっている。
この数年来、日本や東洋や、さらには人類全体の歴史に対する関心が、とみに強まってくるのを感じている私は、この最後の文章にも「なるほど」と相槌を打ちたくなるのである。
湯川秀樹 「創造への飛躍」
長岡先生の休学(昭和四十二年二月)より
積乱雲の発生・成長(ゲーテ地質学論集・気象篇)
上昇を促す熱と下降を促す重力に、
空の現象の多くが関係づけられないか。
ゲーテは言う
「自然の書物がどれほど多くを私に教えてくれるか...、
私の静かな歓喜はとても言いあらわされない」。
ゲーテ
「
現象の背後に何も求めないがいい。
現象そのものが教示である。 」
「
不愉快を感ずることも
われわれは自分の役にたてねばならない。
それも生の一部分、
いや、大部分なのであるから。 」
「 人間は努力するかぎり迷うものである。 」
http://youtu.be/6p4vAcODwqM
ゲーテ自然学 を受け継いだ
イギリスの彫刻家ジョン・ウィクルスの
イマジネーションに富んだ自然学を紹介します
フローフォーム
ウィルクスは、フローフォームの実証する種類の美的影響は
私達が水に対する意識と良心を再び目覚めさせるのに、
切実な重要性を持っていると信じている。
新たな方法で、フローフォームは私達の周囲にある生命力としての水に関心を集めることが出来るのだ。
美的アピールに加えて、フローフォームは生態学的応用の可能性も秘めている。
超音波システム研究所
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
音色と超音波 http://ultrasonic-labo.com/?p=1082
上昇を促す熱と下降を促す重力に、
空の現象の多くが関係づけられないか。
ゲーテは言う
「自然の書物がどれほど多くを私に教えてくれるか...、
私の静かな歓喜はとても言いあらわされない」。
ゲーテ
「
現象の背後に何も求めないがいい。
現象そのものが教示である。 」
「
不愉快を感ずることも
われわれは自分の役にたてねばならない。
それも生の一部分、
いや、大部分なのであるから。 」
「 人間は努力するかぎり迷うものである。 」
http://youtu.be/6p4vAcODwqM
ゲーテ自然学 を受け継いだ
イギリスの彫刻家ジョン・ウィクルスの
イマジネーションに富んだ自然学を紹介します
フローフォーム
ウィルクスは、フローフォームの実証する種類の美的影響は
私達が水に対する意識と良心を再び目覚めさせるのに、
切実な重要性を持っていると信じている。
新たな方法で、フローフォームは私達の周囲にある生命力としての水に関心を集めることが出来るのだ。
美的アピールに加えて、フローフォームは生態学的応用の可能性も秘めている。
超音波システム研究所
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音色と超音波 http://ultrasonic-labo.com/?p=1082
ブルックナー - 交響曲 第9番 ニ短調(原典版) カラヤン ベルリンフィル
BCO NEWS 19世紀の武器を再現した大学院生 逮捕される