敵かな？味方かな？

２３日。曇り。緩い。
傘寿って、八十と縦に並べて書くと傘の絵に似てるからかな？白寿は漢字の百から一を取ったら白だから、と似た理由で。

ちよシャツとハンカチの１週間分にアイロンをかけながら、掃除しに行ってどうだったのか、気になっている様子のおかんに説明する。常に人を自分の敵か味方かで考えてしまうのがおかんの癖なんだけど、今日はまぁ、荒れずに話を聞いてくれました。
自分が自宅から通院治療していた子供の頃、必死で働いてやりくりするおかんとは対照的に、おとんは親切な近所のおじさん感覚のようで、たまに帰宅した時にお風呂に入って着替えて遊びに出掛けるついでに見舞ってくれて、闘病してる子供の本もくれた(最後に亡くなる話だったので、一人で布団の中で繰り返し読んでは、自分もそうなるのかな？としょっちゅうべそべそ泣いていた)んだけど、今回、おとんは果たしてどうなんだろう？と。
おとんの姉は、兄弟思いの頑張り屋のしっかり者なので、当然うちらに、見舞いにもっと行きなさい！もっと元気づけなさい！とあまりに子供たちが冷たいように思って電話をくれるんだけど、おとん本人ははたして、子供らに見舞いにきてほしいだとか、寂しいだとかは思ってないんじゃないかな？と思ったりもする。彼女さんが一所懸命世話してくれているから、ある程度不満は無いんじゃないかな？とも思うし。
だって、自分の子供が病気で学校を休んでいても、一人で寝ていて寂しくないかな？だとか、今月の病院代はどうしよう？だとかは思いもよらないようで、たまに布団の側に来て、お見舞いらしい言葉を掛けてちょっと気が済んだら、また約束した飲み友達と遊びに行って、しばらく泊まり歩いて帰らない人だったもの。他人事のように。
たまごっちでさえ、まめに面倒見なきゃいけないっていうのにさー。