宇和島藩七代藩主伊達宗紀は、100歳まで生きた長寿大名です。
その宗紀が隠居生活を送ったのが、天赦園。
その天赦園、今年で築庭150周年なのだそう。
毎年この時期、天赦園では、竹灯篭コンサートが開催されるのですが、(と言っても今年で5回目)
今年は、「竹灯篭コンサート」ではなく「天赦園築庭150周年記念コンサート」という名前でした。
行ってまいりました。昨年はチケットを購入できず。それもそのはず・・・
今年もチケット発売開始1日でソールドアウトだったとか・・。
昨年は、初代藩主伊達秀宗公入部400年と言う年。
400年前からの貴重な品々は、伊達博物館などに保管されておりますが、
現代では、伊達の歴史を後世に残すモノが、なかなかありません。
そこで、宇和島信用金庫により、絵本という形にして宇和島伊達藩の物語絵本を作成。
増刷したものを本日、入場者にいただけました。
七代藩主伊達宗紀の隠居の庭、天赦園には、住まいとして「潜淵館」茶室、趣味の書を書くための「春雨亭」
などが建てられたそうです。
コンサートの舞台は、その「春雨亭」
出演は宇和島出身のシンガーソングライター 花れんさん、大石昌良さん、
花れんさんのご主人の扇谷研人さん
素敵な歌声。
そして、2部では、女優紺野美沙子さんの、絵本「伊達秀宗物語」の朗読から始まりました。
150年というその昔々から、ずっと同じ場所にある、伊達宗紀の趣味の建物「春雨亭」で、
虫の声とともに、それらを聴き、なんだか不思議な気持ちでした。
この先もまた変わらずあって欲しく思い、伊達藩の歴史もまた後生へと語り継がれて欲しいと思いました。
休憩時間には、お暖かいお茶の振る舞いあり。
市内の学校、保育園、絵画教室などによる絵で飾られた竹灯篭
とても良い時間を過ごせました。
本日聴いた音楽の中から
伊達秀宗入部400年を記念して作られた歌です
大石さんは、東高出身だそうで、ボートレース大会のための歌「とびうお」という歌を作ったそうで、
その歌もとても好きです。YouTubeで探せませんでした。
そして、片山くんと誕生日が同じだそうで、後輩としてお手紙を出したとか・・・
それで、片山くんが「じゃあ、二人で一つの作品を作りましょう」ということになり、
作詞:片山恭一 作曲:大石昌良 の、1曲を作ったそうで、
その歌も歌ってくれました。(これもYouTubeで探せず・・・)
10月14日 追記
と、言っておりましたら、「みぅ」さんからのコメントにより、判明しましたので、
【 海を見ていたぼくは】
今日、私が一番いいなと思った歌はこれ ↓
秋らしくなった日のひと時でした。
彼の初代・秀宗公が宇和島入部の際に伺候して来た”山家清兵衛”の出自ですが、彼は過って米沢上杉藩士だったことを知る人は少ないでしょうねー・・! 伊達政宗公は、この米沢の生まれなんですよ、その政宗公が仙台伊達家を正式に開所した後に、山家清兵衛は、伊達家に召し抱えられ、信認厚く秀宗公宇和島入りに際して守役家老職として付いて来たそうなんですね! ご存知でしたかぁ・・・?
米沢市内には、山家本町と云う町名も現存しています。 (^_-)-☆
秀宗が宇和島入部の時に、伊達正宗が、選抜した優秀な家臣を付けて宇和島入りさせた。その中の一人が山家清兵衛、そして、その後の山家清兵衛成敗事件・・・は、宇和島市民ならみんな知っていることだろうと思いますよ。
天赦園コンサート、初めてお邪魔しましたが
とってもステキな空間でした。
片山さんが作詞してくださった大石昌良さんの曲「海をみていた僕は」です。youtubeにもありますのでぜひ~
片山くん作詞、大石くん作曲の、その歌、「片山くんらしい、ロマンチックな歌詞やねぇ・・」と聴きましたが、実は曲名を覚えておらず・・でした^_^;
おかげで、見つけることができました。ありがとうございました。
天赦園でのコンサートは、お殿様の隠居のお庭という場所で、現代の宇和島人(宇和島出身の人)の生のステージ・・という、なんだか不思議な感じ。宗紀公もビックリでしょうねぇ。
来年も楽しみですね。