Woodのぼやき

大阪府枚方市の宇山サッカークラブでコーチをしてます。失礼な発言も多々ありますが、ご容赦ください。

3年生チーム始動 その後

2012年05月13日 | サッカー日記
3年生の担当になり早1ヶ月ちょっと。チームの指導方針など軌道に乗ってきたので、若いコーチに指導は基本的にお任せし、予定通りアシスタントコーチのほうに回ることになりました。この1ヶ月、ドリブルドリブルと言い続けて、ようやくただ蹴るだけから、目の前の相手を抜いてやろうという気持ちが少しずつ芽生えてきたようです。

サッカーはボールを相手のゴールに運んだ回数を競うゲームです。ボールを運ぶには、大きく分けて、パスとドリブルの2つの方法がありますが、低学年に必要なのは自分で抜いて行こうという意欲だと思ってます。パスも重要な技術ですが、この年代でパスに頼ってしまうとこの先に大きな成長は無いと思ってます。だから、今はとにかくドリブルと子供たちには言い続けてます。

今やりたい・やらせたいサッカーは、ドリブルでボールを運ぶことと、それをフォロー・サポートすること。それによってドリブルを止められて相手にボールを奪われても、奪われた本人とフォローする選手がまたすぐに奪い返す、そしてまたドリブル。すぐにボールを奪い返せれば相手にパスを出されることも無く、ずっとドリブルで攻め続けることが出来ます。ドリブル以上に、周りの選手のフォロー・サポートの動きが大事になります。

4年生の途中くらいから、ショートパスを少しずつ入れ、5年生くらいからロングフィード、大きなサイドチェンジなど大きな展開も出来るようにしたいと思っています。とはいえ基本は1対1で相手を抜こうという気持ちです。彼らがジュニア,ジュニアユース,ユースとサッカーを続けていくための土台をジュニア世代、そして低学年のこの時代に作ってあげたいと思ってます。

子供たちにとっては、2年生のときに既にパスを回すことを教えられています。団子サッカーからの脱却や、試合で少しでも勝たせてあげたいとのことだと思います。パスをすることを少しかじっているので、そこから頭を切り替えさせるのに色々と苦労しています。

残念ながらうちのクラブでは、クラブで共通した育成プログラムが無く、各学年ごとにどういった育成を行うかは各担当学年コーチに任されているので、なかなか難しいところです。そろそろ、大枠でも作らないといけないように思います。子供たちも、コーチが変わって言うことが変わることに戸惑いを覚えているかもしれません。

まだまだドリブルの基本が出来ていないので、ドリブル中心で試合をすると、しばらくは結果が出せないと思います。練習中のミニゲームでも、ついつい大きなパスを狙う子もいます。回りも良く見えていて、ゲームの組み立ても出来る子なので、そういった能力も伸ばしてやりたい気持ちはありますが、今はちょっと我慢してドリブル勝負することにもっとチャレンジしましょう。ドリブルだってチームで一番うまいんですから、今はそれをもっと伸ばしましょう。

ようやく、目も前の選手をドリブルで抜こうという意識が高まってきた子供たち。様々なドリブル、切り替えし、ターンの技術もしっかり教えて、彼らのポケットの数を増やしてあげないといけませんね。試合ですべてはできなくても、得意とするフェイントやターンを習得し大きな武器にしてほしいです。

今の大きな悩みは現在3年生が13人しかいないこと。もう少し増えてくれると試合も組みやすくなります。今、入部してくれると、まだ3年生はドリブルの技術をこれから磨かなければならない時期なので、一番良いです。パス練習に取り組み始めてから、初心者で入部されると色々と難しいですから。


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