クロが死んだ日
12月04日 木曜日 晴れ
夜に母からメールが入る。タイトルは「お知らせ」で、内容は、
「悲しいお知らせです。今日クロが死にました。お父さんと裏の畑へ葬りお墓を作りました。慣れていたし、可愛かったのでさみしいです。母」
びっくりしてすぐに実家に電話をする。最初は「理由は?何で死んだの?」と聞けたのだが、どんどん涙が出て来て話せなくなった。途中で父と代わったが、その時にはもう話せなくなってしまっていて、父とは殆ど話さなかった。
父も最近体の調子が悪くて今日は寝ていたそうなのだが。
母の話では、12月01日の朝にクロが餌を食べる場所に来ないので探すと、最初に餌をやっていた場所に寝ていて、クロを母が抱いて連れて来たが、口から粘液を出してぐったりしていたそうだ。
2日になると少し元気になり3日には寝床から走って出て来たので「クロ、良かったね、元気になったね。」と言っていたのだが、4日の今日、母が出掛けて家に帰るとクロはいつもの寝床には居なくて濡れ縁の下で死んでいたそうだ。まだ温かさが残っている様な気がしたと言う。
多分どこかで変なものを口にしてしまったのだと思うが、「1日に様子がおかしかったのならどうしてすぐに病院に連れて行ってくれなかったの?」という言葉が喉まで出かかったが、一旦良くなりかけていたので、まさか死ぬとは思わなかったんだろうし、言っても、もうクロは戻って来ないので言うのは我慢した。
でもお酒に酔うと言うかもしれない。実家ではお酒は飲まないことにしよう。
ずっとクロを家の外で飼っていた両親だが、1日からは夜は家の中に入れていたらしい。私もクロと寝てみたかったな。
クロは今年の4月頃うちに時々来る様になった黒猫で(その頃はまだ体は小さかった)、私が帰省した8月に私が毎食ご飯をあげて抱けるまでに懐いて、それから4か月。考えてみると短い期間だが、特別人懐こい性格をした猫だったので、本当に可愛かった。
秋にクロに会いに帰省しておいて良かった。写真も沢山撮ってて良かった。
両親はクロが死んでとても悲しいので、もう動物は飼いたくないと言う。
今日は両親の結婚記念日だったそうだが、クロの命日にもなってしまった。 もう帰ってもクロは居ないんだ。
この日記を書いた後に、両親に「二人で結婚記念日を無事に迎えられて良かったですね。」というメールを送ったら、母から「有難う」というタイトルの返事が来た。
「お父さんもクロと同じ1日からです。(具合が悪いのが)幾らか良くなっていると思います。クロが身代わりになってくれたのではと思ったりします。としさんも楽しみが一つ少なくなりましたが元気に帰って来て下さい。母」
お正月に帰省したらクロのお墓参りをしよう。
ここまで書いた後にもぐちゃんが帰宅して、クロのことを話すと、
「猫は自然界のものを食べても死ぬことはないから、どこかで毒でも食べたんじゃないか。」と言う。まさかね・・・
クロは苦しかったのかな。何だかずっと長々書いてしまいそうなので、もう止めておこう。
12月04日 木曜日 晴れ
夜に母からメールが入る。タイトルは「お知らせ」で、内容は、
「悲しいお知らせです。今日クロが死にました。お父さんと裏の畑へ葬りお墓を作りました。慣れていたし、可愛かったのでさみしいです。母」
びっくりしてすぐに実家に電話をする。最初は「理由は?何で死んだの?」と聞けたのだが、どんどん涙が出て来て話せなくなった。途中で父と代わったが、その時にはもう話せなくなってしまっていて、父とは殆ど話さなかった。
父も最近体の調子が悪くて今日は寝ていたそうなのだが。
母の話では、12月01日の朝にクロが餌を食べる場所に来ないので探すと、最初に餌をやっていた場所に寝ていて、クロを母が抱いて連れて来たが、口から粘液を出してぐったりしていたそうだ。
2日になると少し元気になり3日には寝床から走って出て来たので「クロ、良かったね、元気になったね。」と言っていたのだが、4日の今日、母が出掛けて家に帰るとクロはいつもの寝床には居なくて濡れ縁の下で死んでいたそうだ。まだ温かさが残っている様な気がしたと言う。
多分どこかで変なものを口にしてしまったのだと思うが、「1日に様子がおかしかったのならどうしてすぐに病院に連れて行ってくれなかったの?」という言葉が喉まで出かかったが、一旦良くなりかけていたので、まさか死ぬとは思わなかったんだろうし、言っても、もうクロは戻って来ないので言うのは我慢した。
でもお酒に酔うと言うかもしれない。実家ではお酒は飲まないことにしよう。
ずっとクロを家の外で飼っていた両親だが、1日からは夜は家の中に入れていたらしい。私もクロと寝てみたかったな。
クロは今年の4月頃うちに時々来る様になった黒猫で(その頃はまだ体は小さかった)、私が帰省した8月に私が毎食ご飯をあげて抱けるまでに懐いて、それから4か月。考えてみると短い期間だが、特別人懐こい性格をした猫だったので、本当に可愛かった。
秋にクロに会いに帰省しておいて良かった。写真も沢山撮ってて良かった。
両親はクロが死んでとても悲しいので、もう動物は飼いたくないと言う。
今日は両親の結婚記念日だったそうだが、クロの命日にもなってしまった。 もう帰ってもクロは居ないんだ。
この日記を書いた後に、両親に「二人で結婚記念日を無事に迎えられて良かったですね。」というメールを送ったら、母から「有難う」というタイトルの返事が来た。
「お父さんもクロと同じ1日からです。(具合が悪いのが)幾らか良くなっていると思います。クロが身代わりになってくれたのではと思ったりします。としさんも楽しみが一つ少なくなりましたが元気に帰って来て下さい。母」
お正月に帰省したらクロのお墓参りをしよう。
ここまで書いた後にもぐちゃんが帰宅して、クロのことを話すと、
「猫は自然界のものを食べても死ぬことはないから、どこかで毒でも食べたんじゃないか。」と言う。まさかね・・・
クロは苦しかったのかな。何だかずっと長々書いてしまいそうなので、もう止めておこう。