としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

熊本旅行 2000年

2018-10-20 05:00:00 | オフ会
2000年 熊本旅行の日記

9月23日 土曜日 横浜は曇り、熊本は晴れ、1日の歩数は1万8千歩

 早起きをして羽田空港へ。午前8時にもぐりん、ぽぽら&べびぽと合流する。

ぽぽらちゃんの赤いジャケット姿がかわいい♪8時40分発(実際は9時になる)の日本航空で梅ちゃんの待つ熊本へ。私は機内で羽田空港で買ったサンドイッチを食べる。

飛行機が初めてのべびぽは、高度が上がると耳抜きが出来ないらしくずっと泣いている。後で知ったのだが、これには個人差がかなり有り、赤ちゃんでも大丈夫だったり、大人でも頭痛がしてつらかったりするらしい。高度が或る程度下がると泣き止んで眠り始めたので安心したが、行きのこの状態を見て、帰りはぽぽら&べびぽは新幹線で帰ることになる。

 熊本空港からはリムジンバスで熊本市内へ。このバスは横3列で座席がとても広くて快適である。
空港周辺は一面畑の広がる長閑な所だが、やがて住宅が見え始めて市の中心部に入ると路面電車の走る賑かな景色に変わった。

私達は「味噌天神」(日本で唯一味噌の神様をお祀りしている神社)のバス停で降りる。味噌天神は可愛らしい神社だ。
そこへ梅が真夏の装いで登場!みんなで歩いて梅の家(民宿梅宮と呼んでいる)へ行く。

 民宿梅宮は青い色で統一されていてとても綺麗である。ひとり暮らしとは思えない位大きな冷蔵庫が有り、中には沢山のお酒が入っている。ひとまずお茶で休憩してからバスで水前寺公園へ向かう。

水前寺成趣園は昔と変わらず綺麗に手入れされていて緑が目にしみる。
みんな一緒にプリクラを撮って、公園内の「泉里」という店でお昼にする。私は郷土料理定食と生酒で良い気分♪ 郷土料理定食は、御飯、お吸物、馬刺、水前寺海苔の酢の物、大きな茄子の田楽、からしれんこん、香の物、フルーツなどである。

それから満足満腹状態で散歩をする。池の鯉に餌をやったり、写真を撮ったり。そして庭園内に建つ「古今伝授の間」で庭園を見ながら美味しいお抹茶とお菓子を頂く。お菓子は「望月」という生菓子で白くて可愛らしい。中には黄色い餡が入っていて横には曇に見立てた椿の葉が添えられている。他では買えないお菓子らしい。

 庭園を出てポストペットのおやつで見たことの有る「いきなりだご(団子)」を見つけて1個百円を4人で分けて食べる。あつあつで素朴な味わいの団子だ。昔おばあさんが、突然遊びに来た孫をもてなすために急いで作ったことからこの名前が付いたそうだ。冷めるとかちんこちんになる団子だが電子レンジでチンするとまた美味しく食べられる様だ。

 路面電車に乗って熊本城へ。空車のタクシーをよく見かける熊本だが、その中に「おしろ」というタクシーが有り、屋根の上にはお城の形をしたライトが付いている。それは黄色に屋根は明るい緑色の城で金のしゃちほこが両側に二つ付いている。ぽぽら&べびぽのバックにしっかり写真を撮らせて貰う。

熊本城の武者返しの石垣を見ながら石段を上る。昼間はまだまだ暑い。売店でジュースを買って休憩し、前日一睡もしていないもぐりんとべびぽのお守り役をかって出た梅を残してぽぽらちゃんと二人で天守閣へ上る。

展示物は5月に行った名古屋城と比べると少ない。茶入れを大きくした様な香を入れる容器が印象に残る。

1番上の階では城から見る熊本市内の景色や心地よい風を楽しむ。
降りてからは売店でからしれんこんと おてもやんの耳かきと熊本城のマグネットを買う。城を出ると、見るからに具合の悪そうなもぐりんがホテルで休みたいと言うのでそこで分かれる。

今回の旅行はニュースカイホテル(全日空のホテル)2泊と飛行機往復で3万7千3百円のツアーを利用しているのである。

 梅、ぽぽら&べびぽと一緒に熊本の繁華街へ。旅行会社を探してぽぽら&べびぽの帰りの新幹線を予約しようとしたのだが、生憎今日は祝日で営業していないことを知りタクシーで熊本駅へ向かう。途中にニュースカイホテルを見かけて私はタクシーを降りてもぐりんの様子を見に行く。

電車で移動したもぐりんはまだ到着していなくて結局私が先にチェックインすることになる。もぐりんは電車の中で眠ってしまい、ひとつ先の熊本駅まで行ってしまったのだそうだ。

ホテルは川沿いに建ちすぐ目の前に美しい橋(夜はブルーにライトアップされる)が見える。部屋は8階で街を見渡せて嬉しい。但し城は反対側なので見えない。

もぐりんは少し休んだらさっきまでの疲労しきった顔が嘘の様に元気になる。熊本城では「今日はひとりでホテルで寝てるよ。」と言っていたので心配していたのだが、どうやらみんなと一緒に民宿梅宮で過ごせそうだ。最後にホテルの大きな窓から夕暮れで火が灯り始めた街の景色を楽しんで路面電車で民宿梅宮へ。

 民宿梅宮では、べびぽがシャワーを浴びて出た所で、梅&ぽぽらがてきぱきと食事の用意をしている。私はかなり汗をかいていたので、先にシャワーを借りてじっくり呑める態勢に。(笑)

食事は熊本らしい馬刺しも出して貰う。馬刺しに合うという熊本の甘い醤油も美味しい。家主の手料理や家主お勧めの美味しいおちゃけを頂いて幸せいっぱい♪

テレホタイムにICQでひろと話をしたが、3回発言した所で睡魔に勝てず、そのままパソコンの近くの布団で寝てしまう。次に目が覚めたのは朝だった。

翌朝聞いたのだが、その夜は、夜中にべびぽが泣き出して具合が悪そうだったので病院に連れて行くという騒ぎになっていたらしい。

9月24日 日曜日 晴れ

 朝起きてオリンピックの女子マラソンを終盤から見る。日本選手が見事金メダルを取り私は興奮気味に。そこで昨日の夜の騒ぎを聞く。(爆)

べびぽはにこにこして元気そうだったが、昨日の夜のことが有るので、病院に連れて行くことになり、ぽぽら&梅は病院へ、私ともぐりんは観光へ行くことになる。

10時半に4人でトヨタレンタカーへ行き、1台借りる。下から3番目のクラスを頼んだら「ファンカーゴ」になり、オートマチック車だがシフトレバーがハンドルの所に付いているので、びびった。切り替え方法を免許を持たないもぐりんに教えて貰って(爆)出発。

走り始めは、行き先を見ながらの知らない道の運転で焦っていたが、走っているうちに慣れて来る。病院の近くまで 梅、ぽぽら&べびぽを送ってひとまず分かれる。 

 熊本市内の道路は路面電車が走っているせいか 車線は多いが1車線の幅が狭い。左端にバス用レーンが有り、朝夕が規制時間なのだが、昼間でもその車線は乗用車はあまり走っていない。
一方通行の道路が少ないのは旅行者には有り難い。日曜日の交通量は少ないが平日になるとぐっと多くなる。

平日のバスレーンはバスがまるで電車の車両の様に連なって走っている。運転は荒いというか気が強い人が多い様だ。オートバイの数は少ない。横浜が特に多い所なのだろう。道路標識はしっかりしている。そう言えば、電車専用のオレンジ色の信号を見た記憶が無い。気付かなかっただけかな。

 熊本市内を抜ける時にコンビニでおにぎりなどを買って簡単に昼食を済ませる。時計を見たら正午になっている。どうりで空腹になるはずだ。
阿蘇へは行きは国道57号線を使う。5キロ渋滞する。渋滞箇所に道の駅を見つけるが、食べたばかりなのでそのまま通り過ぎる。阿蘇を目的地にしている車は、そう多くは無い。

 午後1時に草千里に到着。今日の阿蘇山はガスが出ていて煙が見学箇所方向に吹いているので火口には行けないとのこと。ロープウェイも止まっている。阿蘇は何度も来ており火口を覗いたことも有るが、もぐりんは初めてなので上まで行けないのは残念そうだ。また次のお楽しみにね。

地元のおじさんには、「何度も阿蘇に来る位ならロンドンにでも行きなさい。」と言われる。(笑)

草千里の広い駐車場に車を入れて、阿蘇火山博物館とオルゴール響和国を見学する。阿蘇の紹介や空撮の阿蘇の四季折々の映像は素晴らしい。でも梅ちゃんの妹さんはこの映像を見て酔ったそうだ。冬はスキー場になるそうだ。

オルゴール博物館では何台かオルゴールをかけて貰う。とても音色の美しいオルゴールが有る。私は赤い風船がくるくる回るくまのプーさんのオルゴールを買って幸せ気分になる。
3時にここでスモークサーモンサンドイッチを食べる。飲み物は、私ひとりで、ミルク、アイスコーヒー、ファンタメロンを頼む。余程喉が渇いていたらしい。
ここで梅&ぽぽらにお土産を買って外に出る。

 真向かいに有る観光の馬のりばへ行く。16年前にバイクで来た時には、ここで馬に乗ったのだった。その時には1番長いCコースに乗ったのだが、現在もA、B、Cコースと3種類有り、変わっていない様だ。子供連れで短いAコースに乗る人が多い。私達は今日は馬や景色を見るだけにする。

 4時になり、べびぽの様子を聞くために梅ちゃんに電話をする。そう悪い状態では無かった様でひとまず安心する。薬を飲むと眠くなるはずなのに べびぽは絶好調だそうだ。元気なべびぽの様子と少し困っている梅ちゃんを想像してにこにこする私。(笑)

 帰りにロープウェイ乗り場に寄り、「只今規制中」の掲示板と一緒に記念撮影をして山を下りる。
帰りは渋滞を避けるために「グリーンロード」と呼ばれる道を使うことにする。この道路は信号の無い見晴らしの良い快適な道路で地蔵峠を通る。

峠付近からは遠くに阿蘇山が望めて感激する。阿蘇山の煙の勢いは増していて遠くからでも火山の迫力を感じる。山を下り切るまでに放牧されている牛がのんびりと草を食べている景色を見る。「牛に注意」の標識が有る所である。私は気付かなかったのだが「牛が優先」という標識も有るそうだ。

 県道39号線、28号線と走り、路面電車の通りに出る。民宿梅宮付近には6時10分に通っていたのだが、もう使わないホテルをチェックアウトするためにホテルまで行く。結局今回はもぐりんが少し休んだだけで、ホテルも朝食券も使わなかった。(笑)

レンタカーを返してタクシーで民宿梅宮へ。7時に到着したが、丁度家主とぽぽらちゃんは買出し中で、私達は外でおしゃべりをしながら待つ。昼間は阿蘇でも半袖のTシャツだけで良い位の陽気だったが、夜になると涼しくなる。

 今日は宅配のお好み焼きを経験する。ピザの箱に入って来る。ソースは甘めで私向きだ。横浜の家の近所にもお好み焼きの宅配が有れば良いのになあ。

一升瓶と遊ぶべびぽの写真を撮ったりして過ごす。民宿梅宮でのべびぽのお気に入りは、電話のボタン、テレビのリモコン、ボックスティッシュ(1枚1枚どんどん出しちゃう(笑))である。いつまで見ていても飽きない可愛いべびぽは寝ている姿もやっぱり可愛い♪

 今日も美味しいおちゃけを頂いた私は、昨日と同じく、梅ちゃんのパソコンの近くの布団で寝てしまう。梅ちゃんはインターネットで明日ぽぽら&べびぽが乗る福岡行きのバスの時間を調べていたのだが、私は梅ちゃんに何か返事をしながら横になって寝てしまったそうだ。

9月25日 月曜日 晴れ 1日の歩数は約1万歩

 7時に目が覚めて、みんなが寝ている間にそっとシャワーを浴びて昨日の片付けをする。民宿梅宮の食器棚はとても綺麗に整理されている。

10時20分に、ぽぽら&べびぽが出発し、交通センターのバス乗り場まで梅ちゃんがふたりを送って行く。私はもぐりんに留守番をして貰っている間にレンタカーを借りに行く。今日はグレードをひとつ下げてスターレットになる。

ぽぽら&べびぽはなんとかバスに間に合い、梅ちゃんも帰って来る。そして、梅、もぐりんと車で出掛ける。

 まず近くに有る水前寺ユースホステルへ。これは私のリクエストで、16年前に泊まった所をまた見てみたかったからだ。昔の写真を持参して比べてみるとリフォームされてはいるが建物自体は昔のままだ。昔は大勢で記念撮影をしたユースの玄関前で、今日は私ひとりで撮って貰う。

それからその近くにある仙寿荘ホテルで昼食を取る。このホテルの名物の「海鮮ちゃんぽん」800円は海の幸が沢山入っていて量は二人でひとつでいいかな、と思える程多い。私は残したが、殆どを食べてしまった梅ともぐりんはかなり苦しそうだ。

コンビニで飲み物を買って車を置かせて貰った「陽菜(ひな)」という、梅の行きつけのお店の駐車場へ戻ってみると、お店のママがもう来ている。挨拶がてら準備中のお店に入り、私はトイレを借りる。ステンドグラスのランプが素敵なトイレだ。美味しい料理やお酒が出て来そうな(実際美味しいそうだ)雰囲気のお店である。今度熊本に来たら是非寄ってみたい。お店の前で写真を撮って出発する。

 熊本市内から県道1号線を使って西へ走る。まずは宮本武蔵ゆかりの雲巌禅寺へ。この寺は、九州西国33ヶ所霊場、第14番札所である。観光としては「岩戸観音」と「五百羅漢」が有名らしい。

駐車場から寺までの道ではバッタが沢山いて(どの草を見てもバッタが留まっているという感じ)男の子もぐりんは大喜びをしている。他にも蜘蛛や蛙が居たが、私はあまり見ない様にしていた。

 100円の入場料を払って中に入る。「五百羅漢」は岩の山に羅漢像がぽつんぽつんと座っていて、その景色は奇妙で面白い。わざわざ見に来て良かったなあ、と思う。とても高い所に座っている像が有り「一体どうやってあそこに置いたんだろう。」とみんなで話す。

宮本武蔵が篭って五輪書を書いたという洞窟に入ると、そこに宮本武蔵が居るかの様な気がして来る。300円でお守りを買って出る。お守りの中身は「般若心経」だった。

 来た道を戻り、途中で夏目漱石ゆかりの「峠の茶屋」に寄る。峠の茶屋跡には古い井戸が有る。峠の茶屋にはおばあさんが居て、そのおばあさんが書いたという本を1000円で買う。もぐりんは草餅を、梅ちゃんは味噌漬けを買う。

 帰り道でまだ山を走っている時に右手に熊本市内が見えて来る。江戸っ子の梅ちゃんからすると熊本はとても田舎らしいが、山から見る熊本市内はビルが密集する都会の街だった。遠くの山から街を見るのはとても良い気分だ。

市内に下りて来ると、今度は路面電車通りを避けて、県道を走る。丁度民宿梅宮のすぐ近くに出て、梅ちゃんを送りそのまま車を空港へ走らせる。レンタカーも市内で借りて空港で返せるのでとても便利だ。

どこも渋滞すること無く到着し、空港の売店でお菓子を買う。熊本の「馬刺屋パイ」と博多の「鶴の子」にする。「鶴の子」は外側がマシュマロの様で大好きなのだ。博多銘菓の「ひよこ」は、東京でもよく見かけるので今回は買わなかった。「馬刺屋パイ」は、つい「うなぎパイ」を連想して買ったのだが、甘い菓子ではなくて唐辛子味のあっさりしたものだった。
空港のレストランで食事(私はケーキセット)をして飛行機に乗る。

 午後5時55分発の日本エアシステムで羽田へ向かう。疲れていたせいか離陸するのに気付かないほどぐっすり眠っていた。機内にはべびぽに似た赤ちゃんが乗っている。その赤ちゃんは飛行機が大丈夫らしいが、少し泣き声がするとべびぽを思い出す。新幹線で元気に帰ったかな。

羽田に着いて全然待たずに7時41分発横浜駅行きのバスに乗る。横浜でも運良く8時14分発のバスが有り、あまり待たずに済む。自宅近くのコンビニで買い物をして家に着いたのは午後9時少し前だった。

梅ちゃんにお礼の電話をして、シャワーを浴びてメールをチェックして早めにベッドに入る。夜にもぐちゃんから電話があったが、もう寝た後だったので、私は寝ぼけていたらしい。(笑)

後日談とお礼の言葉

 熊本で沢山食べたり呑んだりしたが、いつも歩かない私が沢山歩いたせいか体重が1~2キロ減っていた。北海道旅行もそうだったが、旅行すると気持ちの良いダイエットになって嬉しい。

 べびぽは帰りの新幹線で、絶好調ではしゃぎまわって、ずっとつたえ歩きをして、ぽぽらちゃんは謝って歩いたそうだ。(笑)
「壮絶な12時間の旅でした。(笑)」ということ。でも「(笑)」が付いているので私も笑って話を聞いた。(ICQでの話)
民宿梅宮では片付けをしたり、布団を干したりと色々どうも有難う。

 梅ちゃんは最終日は、布団の片付けをして「陽菜」へ呑みに行ったそうだ。熊本では呑み友達も出来て、楽しそうである。
今回の旅行では民宿梅宮の主人としても色々お世話になりました。どうも有難う。あんこらちゃんのリクエストに応えて漬物でも漬けてみますか?(笑)

 もぐりんは熊本旅行の後、ネット上に上がって来ないので、生きているのか、死んでいるのか・・・(笑)
今回のツアーの手配などお世話になりました。

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