縄文人の志葉楽さんのブログ

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●結界(けっかい、Skt:Siimaabandha)について思う事

2021年02月09日 17時17分26秒 | ●日本
●結界(けっかい、Skt:Siimaabandha)について思う事
日本には古来より結界と言う思想がある。
古史古伝などで見たようにも思える。
家の周りに盛り塩する事も結界になる。
清めるという意味もある。
下にウィキペディアに詳しく説明されている文を掲載しますが
悪例と言うモノを昔は暗がりが濃いので恐れていたのが現実です。
神社は気の多いところに今も置かれている。
どこへ行ってもヒヤリとする。
日本人はコウ言う感じを凄く大事にした。
江戸も京都も日本の都市も結界で守るように造営して行った。
日本の文化はこの思想とは切っても切れないモノである。
守るという意味で
モノを大切にする勿体ない等の言葉も生まれてきたのでないかと思う。
いささかこじつけに近いように思えるだろうけれども人と人との
繋がりや八百万の神を大事にする。
日本人は色んな事柄を縦横無尽に繋ぎ合わせて
文化という大きな布を織ってきた。
権力者である陛下が庶民のために祈り捧げてご自分の身を削られている。
良く最近 京都御所の話が出てくる。
日本以外の国でエンペラーとして君臨した人は陛下以外で
必ず頑丈な城壁に囲まれた中で身を潜めている。
御所は庶民が簡単に入れるところでは無いけれども殆ど無防備である。
陛下は何も欲を持たない。
これが結界になり誰も手を出すことが出来ない。
成立当初は内部で勢力争いが有ってもそれ以降殆ど波が立っていない。
あれだけオニと恐れられた信長でも陛下のことは気にも掛けていない。
空気的な存在で日本の中心として捕らえて居たから。
ダカラ御所は無防備だった。
こんな堅い大きな結界は世界中ドコ探しても無いはず。
国民の不幸や災難を総て背負って下さる陛下に
庶民は心を馳せて勿体ないと言ったのだ。
こんな事は学者の先生総てお見通しだろうけど
色んな勉強してきて今頃気が付いた次第です。

ウィキペディアより
結界(けっかい、Skt:Siimaabandha)とは、聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限ること。本来は仏教用語であるが、古神道や神道における神社なども、同様の概念があることから、言葉として用いられているが、大和語としては端境やたんに境ともいう。
・仏教・密教
清浄な領域と普通(もしくは不浄)の領域との区切ることである。これにはいくつかの種類がある。
・摂僧界(しょうそうかい) - その内側で受戒や布薩などを行う
・摂衣界(しょういかい) - その内側で三衣を離れて止宿しても罪にならない
・摂食界(しょうじきかい) - その内側で食を煮ても罪にならない
また、密教では、修行する場所や道場に魔の障碍が入らないようにするため、結界が行われる。これには以下の3種類がある。
・国土結界
・道場結界
・壇上結界
高野山や比叡山は国土結界、護摩修法は壇上結界の例として挙げられる。
・神道・古神道
古神道である神籬(ひもろぎ)や磐座(いわくら)信仰は、神の依り代であるとともに、その鎮守の森や森林や山や海や川や岩や木などは、禁足地である場所も多く、神域や常世と現世の端境を示し、結界としての役割も果たしている。神籬の「籬」は、垣の意味であり、磐座は磐境ともいい境を意味する。この考え方が積極的に用いられ、古来より郊外の集落の境や辻などに配置された道祖神、庚申塔、祠などの石仏は、災厄を集落に入れないようにするための、結界の役割をしていたともいわれる。
神道においても、結界は神社などでも用いられ、たとえば境界線を示すために、神社・寺院などの境内や建築物では意図的に段差を設けたり、扉や柵、鳥居や注連縄などを用いる。一般の家庭などでも、注連縄飾りや節分の鰯の干物なども結界である。
古神道や神道において、一定範囲の空間に設定されたタブー(禁足)を視覚化したものとも言え、それは聖なる領域(常世)と俗なる領域(現世)という二つの世「界」を「結」びつける役割をも持つ。
・結界の例
自然崇拝である古神道の影響を受けた仏教、密教である山岳信仰でも用いられ、修業の障害となるものが入ることを許されない場所や土地に対しても用いられるが、女人結界などがその例である。なお結界は僧事をなすために設けたものであり、本来、女性が入る事を禁ずるためではない。然るに高野山などの結界の地に女人が入るのを禁じたのは、戒律の条文にないものを地方の宜に応じて設ける随方毘尼(ずいほうびに)の一種である。
この他、生活や作法上注意すべきなんらかの境界を示す事物が、結界と呼称される場合もある。作法・礼儀・知識のない者は境界を越えたり領域内に迷いこむことができてしまい、領域や動作を冒す侵入者として扱われ、無作法または無作法者とよぶ。
また、日本建築に見られる「襖(ふすま)」「障子(しょうじ)」「衝立(ついたて)」「縁側」などの仕掛けも、同様の意味で広義の「結界」である。商家においては、帳場と客を仕切るために置く帳場格子を結界と呼ぶ。

空間を仕切る意識が希薄な日本においては、日常レベルでもさまざまな場面で「結界」が設けられる。例えば、「暖簾(のれん)」がそうである。これを下げることで往来と店を柔らかく仕切り、また時間外には仕舞うことで営業していないことを表示する。このような店の顔としての暖簾は、上記の役割を超えて、店の歴史的な伝統までも象徴することとなる。
・茶道における結界
静謐を旨とする日本独自文化の茶道においては、もてなす側の亭主と客との間にある暗黙のルールを視覚化するため、種々の仕掛けを設けこれを結界とする。
茶道具の一つで、客畳が道具畳に接続している時に、その境界を表示するために「炉屏」というものを置き、結界とする。
茶室に至る庭の露地などで、客が立ち入るべきでないことを示すため、目印として縄で結わいた石、あるいは小石に差し渡した竹筒などを置き結界とする。
茶室への入り口であるにじり口での、低く抑えて意図的に入りにくさを強調する仕掛けも、茶席を聖なる非日常空間とするための結界である。また、茶室に入る前に手を水で清めるための「蹲踞(つくばい)」の仕掛けも同様である。
・フィクション作品における結界
小説、ゲーム、漫画など、フィクション作品に登場する「結界」とは、ある領域内を守る目的で、なんらかの手段や道具などを用いて持続的な霊的もしくは魔術的な防御を施すことを言う。例えば霊的な能力を持つ者が、その力を用いて悪霊などの外敵を排除し侵入させない霊的な壁に囲まれた空間を生じさせるという描写が為される。逆に結界の中に邪悪な存在や異質な存在を封じる(閉じ込める)ことで外界に対する影響を抑える場合などもある。
関連項目
・シールド (サイエンス・フィクション)
シールド(英: Shield)とは、エネルギーのフィールドを展開することによって障壁を作る防御システムのことであり、主にSF作品に登場する架空の技術の1つ。英語圏の作品ではシールドの名称を使うことが多いが、日本ではバリア(バリアー)の名称を使う作品も多い。
・Barrier (バリヤ、バリヤー、バリアーとも)
障壁・防壁・防護壁。災害や攻撃から自身を守るもの。
・魔法円
魔法円(まほうえん、英: magic circle)とは、西洋儀式魔術や魔女術において儀式の際に術者が入る床などに描いた円のこと。
円の中には五芒星、六芒星、ヘブライ文字、ラテン文字、ギリシア文字、まれにルーン文字などのさまざまな図形、記号、文字が描かれている。二重の円で構成され、ふたつの円の間の帯状のスペースに神の御名や天使名が記され、内側に六芒星などの魔術的シンボルが配され、円の周囲に4本のろうそくが立てられる、といったものが典型的な魔法円の一例である。伝統的には直径9フィートとされ(実際には状況に応じて大きさは異なる)、チョークなどで描かれる。ウイッチクラフトではアセイミーという黒柄のナイフで描く。また、紐で輪を作る、魔法円を描いた敷物を用意して広げる、などの方法もある。
・道祖神
道祖神(どうそじん、どうそしん)は、村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ神である。のちには縁結びの神、旅行安全の神、子どもと親しい神とされ、男根形の自然石、石に文字や像を刻んだものなどがある。
・道切り
道切り(みちきり)とは、村(地域)の出入り口にあたる道や辻で行われる民俗習慣のひとつ。辻切り(つじぎり)とも称される。

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