花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

飛べなくて

2016年08月08日 11時50分36秒 | 日記
日照り続きです
夕方裏庭に水やりをしていると少し離れたところでバタバタと
音をたてています
セミが地面を羽ばたきながら移動しているのです
飛べないのです 力が尽きてもう高い木までは飛んでいけないのです
“大丈夫よ 水をかけたりしないから”

セミは10年間も地下で過ごして漸く地上で楽しんだのに非常に短い生涯
儚いですよね でも一生懸命夏の風景に力を添えてくれましたね
暑い夏の太陽がギラギラと照り付けるもとでジージーと鳴いて夏の演出を
有難う

でも人の一生だって何億光年単位で推し量る宇宙の一隅ならば瞬く間にも当たらない
ほどの短さですね その極僅かな間に人は生きて歓び 悲しみ 怒り 苦しみを
繰り返すのです
どんなに儚い生涯だからといっても避けて通れないですよね
もう少しで陽が沈みます
セミも静かに地にかえるのかしら



高砂芙蓉今盛りとたくさん咲いています