花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

導き

2016年08月11日 09時26分26秒 | 趣味
八月なかば炎暑の毎日芙蓉が咲いて元気を与えられます
思い出すことがあります

もう随分以前のことになりますが日本画教室で学んでいたころのことです
何時もより初めて少し大きい色紙に芙蓉を描きました
あらかた描いたとき師にみて頂きました
師はおもむろに
「うん これまでで一番いい」と言われます
私分かるんです それは勿論他との比較ではなくて
私がこれまでに下手下手と描いた絵のなかでの話です 
師は何がいいと言われるかというと
日本画の塗り方でよく色をのせるという表現をされますがその真似事が出来掛けている
ことを私に告げたかったのだと

そして師の指導の方法でいつも思っていることがありました
それは師の立場からみれば根本的に直したいこと山ほどもあるとおもいますのに
決してそうはされないのです
弟子が持つレベルの中で最良の直し方を見出されます
いつも指導のあり方を尊敬していました
もう一度この塗り方で描きたいと思ったものです