フラッと古本屋に入る。何か面白い本はないかな。と物色中。「般若心経講話」という本が目に止った。著者は橋本凝胤とある。どこかで聞いた名前である。元薬師寺の貫主だったように記憶している。版数をみると初版が昭和37年。第28版刷昭和61年となっている。たった266文字の「般若心経」であるが、書いてあることは奥が深い。著者本人が実際に講義した内容を第1講から第12講さらに終講まで編集してある。「おじさん、これください」「いくらですか?」「100円でいいよ」といわれ、100円玉を出した。なんだか徳をしたような気になった。たまたまのぞいた古本屋で、出会った本なので、じっくり読みたいと思う。ハンニャに「こだわって」みる。我が人生のスパイスになることを願って!
おしまい
おしまい