「こだわり」の哲学と実践

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読響「名曲シリーズ」福岡公演

2018-09-08 00:10:00 | Weblog

9/6(木)19:00福岡シンフォニーホールにて、読売日本交響楽団の「名曲シリーズ」福岡公演が開催され、鑑賞してきました。タイトルは、「神尾真由子のチャイコフスキー&熱狂の《ボレロ》」。演目は、ベルリオーズ序曲《ローマの謝肉祭》、チャイコフスキー《ヴァイオリン協奏曲》二長調作品35、ドビュッシー交響詩《海》、ラヴェル《ボレロ》、指揮はジョセフ・バスティアン。欧州で話題の新鋭、読響で日本デビュー。ヴァイオリニストは、チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、「情熱大陸」で取り上げられ話題となった人気ヴァイオリニスト神尾真由子氏。名器ストラディヴァリウス1731年製「ルビノフ」が神尾真由子の超絶技法で見事に会場に鳴り響いた。今回の最大の目的は、何と言っても、ラヴェルの《ボレロ》を生オトで聴くこと。これまで、レコード、CDでは、カラヤンはじめ、幾多の名指揮者、名オーケストラの演奏を聴いてきて、一度「生演奏」を聴いてみたいと思い続けてきた。今回、その念願が叶った。スネア・ドラムがボレロのリズムを刻む。このリズムが延々と続く中、アラブ風の主題が、次々と楽器を替えて奏でられ、次第に音の厚みを増しながら、徐々にクレッシェンドしていく。最後は弦楽合奏も加わり、全体のオーケストレーションでクレッシェンドの頂点に達する。そこで、曲は突然終わる。初めての「生ボレロ」を聴いて感動しました。「ブラボー!」としかいいようがありません。 おしまい