バリアフリー字幕を観るつもりで出かけたのですが、その日だけ上映時間が変更になっていて通常のものでした。
字幕がついていたのは手話の部分だけでしたので、健聴の私はどちらでも構わないのですが、やはりバリアフリー字幕があるのであれば観てみたい。
逆に手話だけ字幕がついていたのは、邪魔に感じてしまう。普段の生活では、手話を知らなければ解らない会話。それは聞こえない人には日常なのだなと気づく。
赤ちゃんの時から現在までの成長過程を描いていたのですが、子役の顔立ちがみんな主役の吉沢亮さんでした。これは凄い。時々まるで雰囲気の違う子役と大人の時がありますが、この映画は違和感無しでした。
監督のインタビューでも、こどもとの見た目は考慮したと話されていました。
吉沢亮さん、手話を覚えるの大変だったろうなと思いました。手話表現が早かったし、日本手話だったので。
昨年暮れのNHKで放送された「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」での草彅さんの手話表現と比較してしまった(ごめんなさい)。 草彅さんはとてもゆっくりな手話表現でしたが、手話を知らない方や始めたばかりの方には良かったのでは。
やはり、ろう者俳優の方々の表現力は凄いと感じてしまう。
トンネルに入って行く場面が最後に続いていたり、タイトルがエンドロールの前で「えっ、まだタイトルを出していなかったんだ」と驚いたりして、普通によく出来た映画でした。
上演館数が少ないので、そのうち各地を回るのだろうと思います。もし、お時間が合えば鑑賞してみてください。
厚生労働省と 映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』とタイアップします
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