映画「風の電話」

　現在、GyaOで無料配信されていてやっと観られた。
　何年か前にテレビで特集していて実際に設置されている「風の電話」。電話線はどこにも繋がっていないけれど、多くの人が訪れると説明されていた。
　家族を震災で亡くされた方に寄り添ったものなのだろうな。
　誰にも言えないけれど、誰かに聞いてほしい。伝えたい。そんな思いは理解できるし、心を落ち着かせる良い方法なのだろうと思える。
　私は独り言だけれど、電話だと誰かが聞いていてくれそうな気分になれる。昔、寂しいときに受話器を何度も手にしていたことを思い出した。

　映画のストーリーを簡単に説明すると、家族を震災で亡くした女子高校生が人との出会いを重ねて「風の電話」にたどり着き、生きることを決意するお話。
　女子高生が電話にたどり着くまでに色々な人と出会うのですが、それぞれが家族を失ったりしていて心は傷だらけでも生きている人。生きることを思い出し、再スタートを始める人。
　見られて良かったと思える映画でした。映画館ならもっと入り込めたのにな。