この映画は新聞記事になった実話が基になっています。
なんとも救いようがない映画のように感じてしまいましたが、人に出会えることで人生って変わるものなのだとも思えるような内容でした。
上演館数が少ないこともあり、レビュー評価も高いからでしょうか座席は結構埋まっていました。
「事実は小説よりも奇なり」そんな言葉が当てはまるような事件なのだろうなとも感じたし、日本社会の格差や教育を受けることの大切さも感じさえられました。
この記事は、朝日新聞デジタルの有料記事で今も読むことが出来ますが、たまたま会員の方のご厚意で一日だけ読めるようになっていて、会員ではない私も読むことが出来ました。
「この記事を映像化するのは凄いな」が感想でした。映画のどこまでが本当のことなのかは分からないけれど、主人公のあんに起きていたことが本当なのだろうなとは思います。佐藤二朗が演じた刑事さんは救ったのは事実で、最後の事件は別の人物起こしたことのようで映画では脚色したようです。
コロナ禍がいろいろな人の人生を変えてしまったと私も思っている。なるべく普段通りに生活することを心がけていたけれど、引きこもりになってしまった友人や外出を拒んでしまった人たち。夢が絶たれた時間でした。そんな中で「あん」は生きる努力が出来なくなってしまったのだろうか。
学歴競争社会の日本ですが、最低限、義務教育で教養と人との関わりが持てる社会になってほしいものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます