触れられなかったこと

東日本大震災のことをいくつか書いていますが、避けていたことがあります。
直接的には、今の自分とは無関係だから、わざわざ触れる必要はないのだけれど、やはり書いておこうと思う。

きっかけは、友人からのメール。
読売新聞のサイトに載ったこの記事です。
写真がありますが、拡大すると右側に建物（陸前高田ユースホステル）が見えます。
友人は、昔、ここで働いていました。
私も行った事があるし、ここで出会った知人もいる。
山の手前に水が見えますが、これは多分川だと思います。
写真の防波堤の左側が海だったと思います。

海と建物の境は、５ｍほどの防波堤のみ。
松林に囲まれていて、草むらには雉もいたりした場所。
逃げられなかっただろうなと思う。
ニュースで映し出される被災後の映像では、松林は消えている。


同時に私の想い出の場所が消えてしまった。


被災された方々の心の回復を祈ります。
街も松原も一日も早い復旧、復興を願うばかりである。



追記
陸前高田ユースホステルは昨年7月から無期限の休館になっていたようです。よかった。