わんぱく保育園 ちびっこ日記

幼いころの楽しい体験はずっと忘れない大切な思い出

  *** 福岡市東区唐原の民家保育園 ***

セミナー

2012年08月26日 | 日記
 昨日、
 福岡県主催の保育・幼児教育セミナーに参加しました。

 講師は、公益財団法人 日本生態系協会
       教育研究センター長 田邊氏 でした。

 乳幼児期のさまざまな体験、
 環境の時代といわれる今日においては、
 “身近な自然の中でのあそび”を通じた体験は
 子どもたちが、思いやりの心を持ち、
 命やもの・自然を大切にする心を育む。
 という内容


 保育所保育指針の中にも、
    様々な体験を通して、
    豊かな感性や表現力を育み、
    創造性の芽生えを培うこと。

      ということが保育目標の一つにあげられています。

 日常生活や幼稚園・保育園での生活でも
 そういった体験が減ってきているのではないでしょうか。


 最近の子どもへのアンケート
 『昆虫を捕まえた経験がありますか?』に対して、
  ●ほとんどない・・・41%
 これに、
  ●ほんの少しだけならある との回答を加えて 68%
                 だったようです。
 たくさん経験した子どもたちは3分の1しかいないようです。

 そんなに少ないんだなと思わされたアンケート結果でした。


 幼稚園・保育園でも、
 園庭にビオトープを作る園も増えているようです。

 わんぱく保育園の子どもたちは、
 大きな自然の中へこっちから出掛けていってます。
 セミ、チョウチョウ、ダンゴムシ、ミミズ にはじまり、
 コオロギ、バッタ、カニ、カエル、アメンボ から
 ハサミムシ、オケラ、トカゲ、野ネズミ まで
 実にたくさんの昆虫や生き物を、
 ワーワー言いながら追いかけまわして捕まえていますね。
 子どもによって好き嫌いの差はありますが・・・。

 そして捕まえた昆虫を見て触って楽しんだあと、
 以前は、
 「持って帰りたい!」という子が多かったのですが、
 今では、
 「さあお家に帰りい!」 「バイバ~イ」 といいながら
 ニコニコしながら逃がしてあげています。
 なかには、「イヤだ~」 と抵抗する子もいますが、
 ほかの子から、
 「だめ! この子たちにもパパ・ママがおるとよ!」
      それはすでに親になってるのかもしれませんが、
      子どもたちにとっては、
      自分より小さくてかわいいので子どものようです。

 と言われ、泣く泣く逃がしてあげてます。

 畑に出かけた際に、
 捕まえた昆虫を園に持って帰ることがたまにありますが、
 子どもたちが帰ったあとで、
 畑に連れ戻って逃がしてあげてますのでご安心を。

 子どもたちは遊びの中で、
 実にたくさんのことを吸収して学んでいます。
 そして豊かな感性を養っています。


 今回の研修でたくさんのことを学んできましたので、
 自然体験を含めたさまざまな体験を
 これからもっともっと充実させながら、
 これからの保育に役立てていきますのでお楽しみに。