Don't you know him?
Yes,I do. / No,I don't.
さて、「上手く日本語訳に出来なくて…」と生徒から質問があったとして、
どのように説明しますでしょうか。
中学2年生の塾向け教材に記載されている例文です。
講師研修で題材として利用し、
実際にロールプレイをさせたりします。
ずばり、かなり手腕が問われると思っていますし、
これまで上手く解説出来た人に会ったことないです。
かく言う私も、学生の頃に通っていた予備校の先生に教えていただいたので、
なんとか(笑)理解出来ているのであって、その経験が無かったら、
おそらく下手糞な説明しか出来ないだろうと思います。
それと、これに近い質問をしてくる生徒がいたら、
相当優秀なのだろうと予想します。
生徒と話をしていると、幻想を抱いている生徒がとても多いのですよね。
英単語が分かれば、英単語を覚えれば、長文を読めるようになるとか、
英語の得点が向上するという幻想を。
はっきり言って、全くの幻想です。目を覚ませ(笑)。
Don't you know him?
Yes,I do. / No,I don't.
正確に日本語訳出来ないでしょ、きっと。
知らない単語ある?きっと無いでしょう。
何が言いたいかというと、
yesが「はい」、noが「いいえ」という意味(だけ)だという丸暗記をしていたら、一生かかっても理解出来ないはずなのですよ。
1対1対応の丸暗記なんて面白くもないし、退屈なだけ。
実はこんな意味もあるし、こんな使われ方もする。
「そうだったんだ」って気付かせてあげることが、
教育なのではないでしょうか。
彼のこと知らないの?
いや、知ってるよ。/うん、知らない。
Yes,I do know. / No,I don't know.
Noの方が分かりやすいですかね。
noはnotと結び付き、knowを否定しているわけです。
知らないの?と問われ…知らないのです。
彼のこと知らないの?
うん、知らない。
「そうだったんだ」という気付きがあればあるほど、
勉強は楽しくなる、ハマると確信しています。