2024年10月20日(日)くもりがちで寒い日となった。たまらずストーブを今季初めてつけた。
天地否
易経は古代中国の五経の一つ。易経はより基本的な図象である八卦を二つ重ねた六十四卦(ろくじゅうしけ、ろくじゅうしか)を基本とする。
その中の十二は「天地否」。
そして天地否 本卦は
初爻(しょこう) 二爻(にこう)三爻(さんこう)四爻(よんこう)五爻(ごこう)上爻(じょうこう)で構成される。
不穏の種があちこちで芽吹き始め、様々な困難が立ちはだかるが、最後には今までの努力が実を結び、つらい時期が終わるまでを説いている。
そもそも「否」の意味は「否定」や「遮断」、十二卦は困難や障害、停滞を示している。
天と地とが背きあう。
良くない時期が続き、正しいことも上手くいかない。当たり前のことすらままならない。
そんな時何もするな!ということではない。
あがきやその場しのぎに似たことでもいい。回り道をしてでも目的地に行き着く方法を探したり妥協したりしても、理想にとらわれず、目の前の解決策に慎重に努力することを続けて、未来につなげればやがて光が見えてくる。
今の世界はまさしく「天地否」の状態だろう。
うんっ?今まで安定した世界があったのか?