2024年2月26日(月)2月も最終週だ。きのうは雨だったけど今日は曇りがちな晴れで散歩に行けた。
来月は16日に北陸新幹線の金沢・敦賀間が開通する。もう少しで米原駅につながる。そうなると新幹線が北陸まわりで東京・大阪とつながる。生きてる間につながるでしょうか?
2008年、2010年と相次いでイグ・ノーベル賞を受賞した日本人がいる。
北海道大学電子科学研究所の中垣俊之教授だ。
2008年には「認知科学賞」、2010年には「交通計画賞」。研究内容はいずれも「粘菌」だ。
具体的には、真正粘菌の一種であるモジホコリを対象とし、その粘菌の知性探索に取り組んだものだ。
粘菌とは?
粘菌は単細胞生物
これまでは原生生物界の変形菌門に分類されてきたが、最近では菌類ではなくアメーバ動物の仲間と考えられている。
「考え方が一面的で単純な人や物事を深く考えない人」を「お前は単細胞だな!」などと言う場合があるけど、細胞が一つしかなく脳もないけど、意外にかしこいらしい。
粘菌の写真が見たい方は下記をクリックするとそのサイトが新しいwindowで表示されます。
「BuNa(ブナ)」は、株式会社 文一総合出版が運営する、
生きものと自然にまつわる情報発信ウェブサイトです。
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粘菌は、単細胞のままで巨大化することができるという。
発芽した胞子は0.01ミリぐらいの大きさなのに、周囲が数十cmもあるシート状になることもある。
巨大化した単細胞の粘菌を変形体と呼ぶ。
しかも変形体は、1時間に1センチ程度とゆっくりではあるけど動く。
人類誕生のはるか昔から地球で暮らしている原始的な「単細胞生物」だけど、意外に身近にいるみたいだ。
倒木や枯れ葉が堆積している、薄暗くじめじめした環境を好んで生息しているらしい。大きければ1センチほどのものがいて、目視できる。住宅地の並木や公園にもいるらしいぞ!
粘菌の一生は、一つの「胞子」から始まり、この胞子が発芽すると中からアメーバ状の「単細胞体(粘菌アメーバ)」が生まれる。エサのバクテリアを求めて分裂を繰り返しながら移動する。そして、自分と異なる性の粘菌アメーバと出会うと接合し、「接合体」と呼ばれる一つの単細胞体になる。
単細胞だから、細胞中の核だけを分裂させることで巨大化し、スライムのような「変形体」となる。
なななんと!!!変形体は、大きなもので畳3枚分ほどの大きさになるものもいるそうだ。キノコを丸ごと平らげてしまうこともあるという。
単細胞だと言ってバカにできない。
参考:リケラボ