2023年8月30日(水)晴れ。今日は最高34℃最低24℃でした。
中国漁船はサンマを獲りに来ていないのかと思ってたら、もう来て操業していると小野寺さんが話していた。あらまぁ!どういうこと?その魚どうするの?
福島の原発事故から12年となるが、一番重要な問題である廃炉作業が進んでいない。これがあるから汚染水を処理し続けないといけない。
なにせ「燃料デブリ」の取り出しが開始されていないのだから。
廃炉に向けた工程の計画では、廃炉が終わるまでに最長40年かかるとされ、大きく3つに分けられている。
〇第1期・使用済み核燃料の取り出し開始までの期間(2年以内)。
〇第2期・燃料デブリ取り出し開始までの期間(2021年12月)。
〇第3期・廃炉措置の終了までの期間(事故の年から30~40年後)。
この計画に基づくと、事故から12年となる2023年3月時点では「燃料デブリ」の取り出しがすでに開始されているはずですが、まだ開始されてない。
〇第2期・燃料デブリ取り出し開始までの期間(2021年12月)。
〇第3期・廃炉措置の終了までの期間(事故の年から30~40年後)。
この計画に基づくと、事故から12年となる2023年3月時点では「燃料デブリ」の取り出しがすでに開始されているはずですが、まだ開始されてない。
1号機から3号機までの原子炉や外側の格納容器の下部には、あわせて880トンの燃料デブリがたまっていると推定されている。
強い放射線で人間は近づけず、内部調査に使われるロボットも、事故で壊れた構造物に行く手を阻まれるなどしているらしい。
大変なことだ。880トンという量に私は気が遠くなる。
10年以上かけて今までのロボットによる調査で分かったこともある。
1号機から3号機の格納容器の底の付近では、燃料デブリの可能性がある堆積物があり、2022年内にイギリスで開発されたロボットアームを使い試験的な取り出しに着手する計画でしたが、延期することになった。早ければ2023年中に2号機で燃料デブリの試験的な取り出しが始まる可能性があるようだ。
この2号機での結果が今後の計画の進捗状況を大きく左右する。
1号機はどうなっているのか?
格納容器の底部で、原子炉を支える鉄筋コンクリート製の「ペデスタル」という構造物が壊れ、鉄筋がむき出しになっている状況が映像で確認された。
2号機は?
調査が最も進展しているそうだ。原子炉建屋が水素爆発を起こした1号機や3号機と比べ、調査を妨げる構造物が比較的少なかったためだそうだ。
格納容器の底の付近で燃料デブリと見られる厚さ40センチから70センチほどの小石状の堆積物があることが確認されている。
3号機は?
厚さ3メートルほどの燃料デブリとみられる堆積物が確認された。その多くが水中にあると見られていて、燃料デブリの取り出し方法については、複数の案が検討されて、10年程度かけて取り出し開始を目指すとしている。
4号機は?
核燃料の取り出し完了済み。とはいえ、危なかった。
事故当時、定期検査中だった4号機は原子炉に核燃料はなかったものの使用済み燃料プールに1535体の核燃料が入っていた。事故のあと電源が失われ燃料プールの冷却ができなくなった上、原子炉建屋が3号機から流れ込んだ水素の影響で水素爆発を起こして壊れた。燃料プールの水がなくなり、使用済み燃料などの冷却ができなくなると燃料が溶け出すおそれがあるため燃料プールへの注水への対応に追われた。
その後、代替の冷却装置などでプールへ注水。2013年11月から使用済み燃料プールからの燃料の取り出しを始め、1年余りあとの2014年12月に取り出しを終えている。
燃料デブリ
「原子炉は自動停止したものの、燃料を冷やすための電源が津波で喪失し、炉内の構造物と燃料が溶けた。溶けた燃料などが冷えて固まったものをデブリという。」・・・880トン!!!つらいね!