2024年1月18日(木)くもりから雨になった。伯桜鵬が負けて2勝1敗となった!残念!朝之山は5勝全勝だ!元旦から18日経過した。
死んだふり=擬死 は生物が生命の危機を回避するための行動とか捕食者から逃れるための術とされている。
でも、ちょっとしっくりこない。どういうことだろうか?
死んだふりにはいろんな理由があるのも、きのう分かった。
死んだふりが生きのびる上で本当に役に立っているのか?については、まだ誰もわかっていない謎みたいだ。
ただ、捕食者から逃れるためだろうという憶測でしかないけど、地道にひたすら研究を続けている人もいるようだ。
どんな結論を導き出しているんだろう?
〇拘束刺激による擬死は「筋負荷やエネルギー消費を抑える運動停止が基本機能としてあり、対捕食者との生存戦略として組み込まれた」とするもの。
〇岡山大学や東京農業大学らでつくる研究グループが2019年9月、擬死を制御する遺伝子群を発見している。
〇死んだふりをするにも、ベストなコンディションがあり、苛酷な状況下やより優先される本能が働いているときは「死んだふり」ができない。
〇捕食者の意識を他の生物に向けるためではないか?
〇長時間死んだふりをする系統と、短い系統があり、その違いは体内物質にまで影響がある。
〇生物の生存行動を左右する遺伝子はドーパミンであることが分かっている。
〇フタホシコオロギの場合
コオロギの前胸部を前肢と一緒に側方から軽く親指と人指し指で圧迫すると、全身が強く屈曲する。擬死中には視覚刺激、音刺激などの感覚刺激に対する行動反応性が低下するが、強い接触刺激を与えると、容易に覚醒がおこる。刺激を与えない場合には、不動状態はおよそ3分間持続し、自発的に覚醒がおこる。
生物は生存して子孫を残すことが最も重要です。とらえられて、あきらめて動かない=死んだふりをしているのではなく、最後の最後の生き残りを試しているのかもしれない。
死んだふりしょう!と思ってするのではなく、擬死は刺激に対する反射行動であり、擬死中は呼吸数が低下し、また、様々な刺激に対する反応も低下する。 擬死中の動物の筋肉は通常の静止状態の筋肉と比較してその固さに違いがあり、筋肉が硬直している。仮死状態か?
最後まで抵抗すると捕食者はさらに激しくしとめようとして致命傷を受けるが、死んだふりをすると、”動かないぞ このまま巣まで持って行こう”なんて油断が生ずる可能性が1%でも残るかもしれない。死んでると思って安心して他のことに気を取られている間に逃げることができるかもしれない。このわずかなわずかな可能性を追求しているのかもしれない。
さらに、私の勝手な妄想ですが、生き延びるための最終手段とともに痛みや恐怖から逃れる方法なのかもしれない。
生命とは何と!!!
参考
ナショナル ジオグラフィック日本版
日本経済新聞
『「死んだふり」で生きのびる: 生き物たちの奇妙な戦略』 (宮竹貴久著、岩波科学ライブラリー)