2024年12月1日(日)雨のちくもり
国立科学博物館では「特別展『鳥』」を開催している。2024年11月2日から2025年2月24日まで。ネットで見ていると「鳥の起源とその進化の過程を紹介し、さらに、ゲノム解析による最新研究で解き明かされた進化系統仮説にもとづき、貴重な鳥標本を数多く展示します。」とある。
こりゃ行きたいねぇ!!!2月までやってるようだから・・・。
オオヨシキリの場合
オス親が子育てを手伝う巣では、オスのヒナが多いが、オスが手伝はない巣ではメスのヒナが多いという。
一般的には、つがいのオスが体格もよく美しい羽色を持っている場合は、メス親はオスを多く生むことが知れているそうだ。
何故か???
優れたオス親ならば、オスを多く生めば優れたオスが増えて子孫の繁栄が期待できるが、劣ったオス親からは優れたオスが誕生する可能性は低い。
劣ったオス親からメスが多く生まれるのは、将来優れたオスに巡り合え、すぐれた子孫を増やせるための数だけのメスを確保しておこうということからだろう。
メス親は子の性をコントロールしてより優れた子孫を残し繁栄させるようにしているらしい。
オオヨシキリは、日本には夏鳥として、4月下旬ごろ北海道北・東部と沖縄を除く全国に渡来する。水辺のヨシ原に生息し、海岸や河口などの低地の湿原や、山地の湖岸や川岸の湿地で繁殖する。
オオヨシキリのオスは子孫を残すため一夫多妻だ。最初につがいになったメスの巣だけでヒナへの給餌を手伝う。
一般的には卵・ヒナの世話が増え大変になることから、意外に一夫多妻としている鳥は少ないらしいが。
それであれば、最初につがいになった巣ではオスのヒナが多く生まれることになる。
私が思うにやはりオスは人間と同じように単純なのだ。
子孫を残すために単純に多くのメスと交わろうとするだけだ。
本当にすごいのはメスだ!!!
国立科学博物館で展示されている内容
「オオヨシキリの場合・・・オス親が子育てを手伝う巣では、オスのヒナが多いが、オスが手伝はない巣ではメスのヒナが多い」
私は思った
「生殖と繁栄はメスがコントロールしている。単純なオスとは大違いだ。」
「確実に優秀なオスのヒナを育て上げ、将来それを受け入れるメスの最低限の数をも維持している。」
「それは、オス親が多くのメス親と交尾し一夫多妻をとる習性をそれぞれのメス親が 知り尽くしての合同戦略みたいにみえてくる。」
こんな興味深い展示がたくさんありそうで、是非期間中に行ってみたいと思った。