青空ーすべてはバランス

死んだふり=擬死 part1

2024年1月17日(水)晴れました。いい天気。山がきれいだったけど、これだけ長く高い山々が連なる壮大な景色はきれいだけど、これが隆起した時、どんなことが起こったのだろう?と思ってしまう。

今日は、阪神・淡路大震災が発生した日だ。1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒。29年経過した。当時ニュースで見たあの景色は忘れられない。あらためて、いつどこで大きな災害が起きるか分からないと痛感する。 
国内で史上初めて「震度7」を記録した。しかも大都会の真っただ中で起きた。朝、黙とういたしました。

二日続けて「人工冬眠」を「人口冬眠」と間違えて記事を書いていて、ご指摘いただいて気づきました。感謝いたします。

この人工冬眠から擬態や死んだふり=擬死に興味がわきました。昆虫が天敵から見つかりにくいように体の色や模様、形を変える擬態があることはよくテレビ番組なんかでやってるから知っている。
昔は熊と出会ったら「死んだふり」をするように言われていたが、今では誤りであることが知れている。
この死んだふりは生物の世界で結構あるんですね。基本的には、死んだふりは「擬死」「接触後不動」と呼ばれる硬直不動状態を言います。でもそれ以外におもしろい擬死もあるようです。

ちょっと例を挙げてみます。
〇北米のキタオポッサム
この動物は、口を開けながら舌を出し排泄物を垂れ流すそうだ。さらには、死臭のような匂いの液体まで出して、いろんな手を使って捕食者の食べる気をなくしているように思えるが。

ニシレモンザメ
ひっくり返してしばらく拘束していると、息苦しそうにしたり、ときどき震えたりしてぐったりする演技をするそうだ。

〇トゲヒシバッタ
このバッタは日本に生息する。捕食者であるカエルが近寄ってくると脚を突っ張って硬直し、カエルがのみ込めないようにする。なんとも悲しい抵抗。

捕食者との接触という理由以外でもこんなことをする生物がいるそうだ。
〇トンボのルリボシヤンマのメス
交尾しようとするオスから逃れるため、くっつかれた状態のまま水中にダイブし、そのまま動かなくなるという。このトンボのオスは交尾を荒っぽくするとメスの生殖器を傷つける可能性があるのだそうだ。危険を感じたメスが行う行為らしい。

〇キシダグモのオス
キシダグモのメスは求愛してくるオスを襲って食べることがあるそうだ。襲われるのを防ぎかつ交尾を成功させるため餌の束を作りそこにしがみついて死んだふりをするオスがいるそうだ。死んだふりをするとメスは捕食対象としての関心を失うようだ。

〇獲物をおびき寄せるためにする魚
中米のシクリッド(カワスズメ科の魚)は、湖の底で死んだふりをして獲物をおびき寄せる。
ブラジルのハタ科の魚は、死んだふりをして若い魚を引きつけて捕食する。

なんといろいろな死んだふりがあるものだ。
普通に考えると非常に危険なこと。特に天敵に襲われている時の擬死はあきらめにも思える。「しめしめ」と食われる可能性は限りなく高いからね。なぜこのような進化が存在するのでしょうかね?




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