2022年1月4日(火)雨時々雪。
冬空。
昔日本で「しらけ世代」という言葉があった。今思い出せば、なんか懐かしく思えるけど、当時は未来の日本は一体どうなるのだろうと心配した時代でした。1970年代終わりごろには学生運動がようやく静かになってくる。最後の頃、悪夢のような連合赤軍によるあさま山荘事件やリンチ殺人事件が起き、日本中を震撼させた。私はちょうど高校生だった。衝撃でしたね。
オイルショック(石油危機)があり、高度経済成長も終わる。
その後、ドラマではなつかしい「俺たちシリーズ」3部作が始まる。
俺たちの旅・俺たちの朝・俺たちの祭
「ノンポリ(政治に無関心)」や「シラケ」という言葉も生まれている。
とんでもない時代を経験したんだよね。
とんでもないと言えば、シラケ時代から突然、1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51か月間、バブルと言われる好景気に日本人は浮かれて狂った。
これもとんでもない時代ですね。
この後、「失われた30年」が続く。いろんな方面で劣化が進んでいく。
こうしてみると、私は平和の中で育ったとは言え、決して平穏な時代に生きてきたとは言えないね。運よく何事もなく過ごせてきたことに感謝せねば。
年の初めになんだか昔のことを思い出した。
お隣の国では「躺平(タンピン)族」という若者の集団が話題になっているそうだ。日本語では「横たわり族」。無気力で、物欲がなく、仕事や結婚もしない。「常に横たわっている」若者たちのことだ。
一体どうなるのだろう?