2022年5月9日(月)雨のち晴れ。雨もそれほどでもなく晴れてきた。
山の雪が融けて田んぼに水が入り込む。
人間(生物)が酸素を体内に取り入れ、エネルギーを生成する時に発生する物質に活性酸素がある。良い働きもするが、「体のサビ」 とも呼ばれ、老化やがんなどの病気の原因となる。
車の排ガスのように、生きるために必要なものでも役割を終えればこのようになる。
人間の体は糖質を摂り入れてエネルギーにして動くが、この糖質も摂りすぎると自分の体に害を与える。
生物の最後は「死」というプログラムが生れた時から組み込まれている。
そして、
すべてはバランスで成り立つ。
糖化とはどういうこと?
糖質の過剰摂取、精製された糖質摂取が日常にあふれているから、血糖値の上昇や中性脂肪の増加を招く。多くの重篤な疾病にもつながり、糖尿病患者も多い。美味しいものを食べることができて幸せなんだけど・・・。
そもそも体はこんなに糖質が入ってくるなんて想定していないから処理できなくなる。糖尿病を見ればいい。体中のいたるところに重篤な異変が生じる。
過剰な糖質は、体内のタンパク質と結合し、糖化(メイラード反応)が起こる。
メイラード反応の後、いろんな過程を経て作られる最終物質の総称を
メイラード反応の後、いろんな過程を経て作られる最終物質の総称を
「終末糖化産物 AGEs(Advanced Glycation End Products)」 という。
例えば、小麦粉に砂糖や牛乳、卵を入れて焼くと美味しいホットケーキができる。甘い香りがただよい焼目が入れば目でも楽しめる。糖質がタンパク質に反応している状態をこのように想像してみると分かりやすい。
美味しそうですが・・・。
体の中ではどうなるのか?
血中のブドウ糖が過剰になり、血糖値がグンと上がる状態では、人間の体の細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結合し、体温で熱せられ「糖化」が起きるということになる。これをメイラード反応と言い、それによってできた物質をAGEという。
食事をすれば、一時的に糖化が起きる。血糖値がまた下がれば問題なく元の正常なタンパク質に戻ることができるらしい。
しかし、いつも糖質を多く摂取して常に血糖値が高い状態で長期間さらされると、AGEが溜まっていき元には戻れなくなるようだ。
活性酸素は「体のサビ」とも呼ばれるけど、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれる所以です。
食品では、まず糖質の高いものをたくさん食べることは避けたいが、焦げ目のついたものもすでにAGEができているので、消化の段階で分解されるとはいえ、数パーセントは排泄されずに体内に溜まるらしい。
「適度」という言葉は非常に意味深い大切な言葉なのですね。適度はバランスにもかかわってくるからね。