茶飲みケーション

住宅型・有料老人ホーム ウェルライフヴィラ河口湖での生活をお知らせしております。

夏目漱石さんの逸話です♪

2017年03月05日 13時14分59秒 | スタッフ

こんにちは! 施設長です。

前に聞いた逸話なんですが。

漱石さんの書は何とも言えない気品があり、誰もが欲しがったそうです・・・

漱石さんの門下の某氏もその一人で、かねがね何度かお願いしたんですが、

漱石さん、一向に書いてくれません・・・

ある時、漱石さんの書斎で、某氏はついに言いました!

「前から何度もお願いしているのに、

どうして僕には書いてくださらないんですか。

雑誌社の瀧田にはあんなにお書きになっているのだから、

僕にも一枚や二枚は頂戴できそうなもんですな」

すると、漱石さんは静かに言いました・・・

「瀧田君は、書いてくれと言うとすぐに毛氈(もうせん)を敷いて、

一所懸命に墨をすり出す。

紙もちゃんと用意している。

“都合が悪くていまは書けない”というと、

不満らしい顔も見せずに帰っていく。

そして次にやってくると、

“都合が良ければお願いします”とまた墨をすり出すんだ。

これじゃいかに不精なわしでも書かずにはいられないではないか。

ところが、きみはどうだ。

ただの一度も墨をすったことがあるかね。

色紙一枚持ってきたことがないじゃないか。

懐手(ふところで)をして、ただ書けと言う。

それじゃわしが書く気にならんのも無理はなかろう」

 

ためになるお話ですね~♪

何であの人は言う事を聞いてくれないんだろう?って時は、

そもそも自分の本気さが足りないかもしれませんね・・・

相手を変えようとする前に、まず自分を振り返り、自分を変える!!!
断られるのには、何か理由がありますからね♪

ウェルライフヴィラ河口湖のスタッフは、いつもそんな心がけで高齢者を支援しています。