結婚して36年経過しました。
結婚する前の年に、多少薫陶を受けていた、信楽焼の先生に
「お付き合いされてる人がお茶をやっているようですが、もしその方と
ご結婚されるようでしたら、お祝いに茶碗を焼いてプレゼントします。」
と言われ、実際結婚が決まって暫くすると、その先生から連絡があり、日にちを
連絡するように言われ、連絡すると本当に桐の箱に入った茶碗を送ってくれました。
同時に3か月後に日本橋の三越で個展を開くらしく、招待状を2枚同封してくれました。
行ってビックリ。
売られている茶碗はどれも高価で、とても買える金額ではありませんでした。
1個200万、300万。
「場違いのところに来てしまった」と思うのと同時に、「じゃあ、あの時頂いた茶碗はいくら?」
と思いました。
後日、先生から連絡があり、「大変失礼しました、箱書きを忘れてしまったので、蓋だけ
送って欲しい」とのこと。
言われるままに、信楽の先生のお宅に送り、2ヶ月くらいした頃、蓋が届きました。
中に手紙が同封され、京都の大徳寺の老師に箱書きを依頼した為、遅くなったことを
詫びてました。
先生に連絡し、「頂いた茶碗は、おいくらですか?」と単刀直入にお聞きした所、先生曰く
「茶碗は大したことはありませんが、箱書きは貴重です。」と言われました。
不粋な私には「猫に小判」ですが、家内は喜んでいます。
杉本貞光先生。
過日、ネットで検索すると、またビックリ。
有名になられていて。
もう少し有名になられて、いずれ人間国宝になってくれたら・・・・・
鑑定団に・・・・・
こんな事を考えてるからダメなんですね。