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出発の朝は駅前のパン屋さんまでお散歩をしました。
実はこのパン屋さんのことはずっと気になっていたんです。
アールズコートの駅を外に出ると、通りを挟んだ目の前にパン屋さん。
駅前を通るたび、寄ってみたかったんです。
初めて中に入ってみると、思っていた通り
「美味しそう」
焼きたてのパンを選んで、コーヒーも買ってホテルの部屋に戻りました。
窓から公園が眺められるホテルなのに、部屋でゆっくり過ごしてたのは夜ばかり。
シャワーを浴びて、缶ビールを開けて、ちょっとTVを楽しんだら眠る時間。
そんな訳で最終日の朝は焼きたてのパンとコーヒーを部屋に持ち込んで、公園を眺めながら朝食
イギリスに来て素晴らしさを感じたのは緑の多さ
そして季節もちょうど秋・・・
公園の樹木や街路樹が黄色く色づいていて映画を観ているよう
「あら、可愛い 犬のお散歩」公園の中を自由に走るワンちゃん
ホテルの部屋からの景色を楽しまずに帰国なんてもったいない
出発までの時間、本当はケンジントン宮殿の方に散歩したかったんです。
でも、あのチェルシー戦の帰り、地下鉄の突然のストップ。
到着した夜、ロンドンで暮らす友人が話してくれた、
「よく止まってしまう地下鉄」の話
これらが重なって、やっぱり早めに空港に行こうと決めました
最後まで安全で行かなきゃね。
もし、トラブルがあっても10日位のイギリス旅行。英語力アップしてるわけじゃない。
最後まで気を引き締めていましょう。
焼きたてパンを部屋からの公園の景色と一緒に頂く朝食。
心地よいロンドン最終日の朝食を済ませて、さあ、チェックアウト
そして随分と慣れた地下鉄に乗車してヒースロー空港を目指します。
冒険の旅ともお別れ。
「なんてイギリスは私に優しかったんだろう」
帰路についている私に、「ほらまたきれいな青空」
出迎えも青空だったよね。
青空を眺めながら、無事にこの旅を楽しめたこと
願いが叶ったことを神様に感謝
ちょっと感傷的な私。
「また、きっと来るからね」
暫く揺られていると、地下鉄はターミナル5に到着。
「広い ものすご〜く広い」
さあ、どうしたらいいんだろう。
成田での手順を思い出してみよう・・・
「そうだ 荷物を預けながらチェックインだ」
でも、チェックイン出来るらしいカウンターが見当たらな〜い
自動チェックインだけなのかな
今回の成田や、一番最近旅行したウィーンでも、荷物を預けながらカウンターでチェックインしちゃった〜
自動チェックインの経験はないんだよね
「そうだ」空港の制服を着た女性を捕まえて「チェックインしたい」って言ってみよう
やっぱり機械の前に連れていかれちゃった〜。
そりゃあ、「Check In」って書いてあるし、それくらいなら読めま〜す。
「一人で扱ったことがないから不安なんですよ〜」
「あれ 気持ちが通じたの」操作を手伝ってくれました〜。
「Reservation・・・」そうか予約番号を入力。
次は、「何か差し込むの」パスポートを開いて入れるんだ〜。
「あっ 座席が表示されたよ。」「中央の席だあ」
「仕方ないかあ」って諦めてたら、お姉さんが他の空席を探してくれてる。
通路側の席に空きは無かったけれど、窓側の席を選んでくれました。
親切ですね 「ありがとう」
「わあい 終了」
「…じゃなかった」
その後に英文で質問が続く・・・お姉さんが読んでくれてる・・・
「YES」「NO」の答えを要求してくるんだけど、
「分からな〜い」
私の表情を見て、お姉さんは察してくれたのか、私に「ウェイト」って制して駆けていっちゃった。
仕方なくボ〜ッと待っている・・・すると、何やら紙を持って戻って来て私に見せてくれた。
「な〜んだ ちゃんとあったんだあ」
お姉さんが見せてくれたのは、最後の質問を翻訳したもの。
日本語、韓国語、中国語で書かれてました。
よくある質問です。
「あなたは知らない人から何か荷物を預かりましたか?」そんな内容の質問が何問かありました。
分からないときはとりあえず「NO」を選択するのが安全。
パソコン操作では聞いてたけど、飛行機も一緒だね。
分からなかったら「NO」って答えよう
「YES」って答えてたら大変
次は手荷物検査。
これがまた成田やウィーンの時と大違い。時間が掛かるから大混雑。
私も初めての経験。
なっ なっ なっ なんと・・・・靴まで脱ぐ
たとえ見えなくても、ブーツの中の靴下にも気をつけようね。
スニーカーのように紐靴の人は大変。
イスは紐を結ぶ人で埋まってる
かわいそうなのはパンプスの女性。
ストッキング一枚で足が冷たそう・・・
つま先立ちして、小走りで前に進んでる。
「ここまでするとは!」想像してなかった〜。
「ふ〜っ」なんとか通過してやっとショッピングタイム。
「ここも広〜い」なんて広い空港なんだろう。
でも、三月にオープンした時には悪評高かったターミナル5なんだよね。
「ロストバッゲージとか・・・」
あまりにも広〜いターミナル内「ショッピングにも疲れちゃった。」
空いてる椅子に座って、電光表示板をひたすら眺めてる。
だって直前まで搭乗ゲートは確認出来ないんだもの。
だから落ち着いて買い物もしてられないんだよね〜
「緊張するなあ・・・ こ〜んなに広いターミナルの何処に行くことになるんだろう。」
「あっ やっと電光掲示板にゲートナンバーが出た 36番だあ
一斉にみんな移動してくよ。よしっ ついて行こう」
エスカレーターで下って、電車のようなものにも乗って、ずっと先まで歩いて・・・
「広すぎだよね」
36番ゲートが見えてきて本当の意味で安心した。
この後はもうパスポートを見せて搭乗したら、自動的に成田まで運んでくれる。
寝過ごす心配もないし、機内には日本人のスタッフだっていてくれるし、何だかとっても安堵。
暫くすると、団体旅行の方が大勢移動してきて、添乗員さんが説明している。
その風景を懐かしく見ている私がいたよ。もうずっと昔のことのように・・・
「ちょっぴり誇らしげに」
「いえいえ、まだまだです・・・」
搭乗すると席は窓側しかなかったから、隣が気になっちゃう。
日本に観光旅行らしい男性が2名。
「Japan」って書かれたガイドブックが何だか不思議だった。
機内からは陸と海との境がはっきり見える程の天候にも恵まれて、
歓迎してなかったはずの窓側の席を楽しむことが出来ました。
「尻尾まで美味しいあんこが詰まっているたい焼き」
そんな旅行が出来たみたい。
さあ、この旅もあとは飛行機が私を成田に運んでくれるだけになりました
続く
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