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with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第63話《猫博物館》

2023年03月06日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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運河沿いを歩いていると思わずうっとりしてしまいます。

「アムステルダムの街は本当に美しいなあ

運河、水、そこに架かる橋、そして緑。

心の落ち着く街。とても優しい人々の暮らす街。

特に静かな通りでは、そんな風に心が和みます。


水や緑の美しさに目を奪われそうな中、注意深く猫博物館の看板を探します。

ネットで調べたところによると本当に普通の住宅らしいです。

「小さな看板があるだけ

それも見逃してしまいそうな看板らしい。

昔、そのお宅には猫をとても愛してる方が暮らしていたそうです。

オーナーが猫をテーマに世界各国から収集した、さまざまな時代の作品が展示されてるという猫博物館

個人の方が収集したものなんですね。


そして現在、博物館には猫さんが4匹飼われているそうですよ。

この猫さんたちの可愛らしさはかなりみたい。

「博物館で美術品を見ることをつい忘れて、猫達と戯れてしまった

なんてネットの口コミにありました。

バルセロナのルームシェア先で「とらちゃん」と出会ったお話、読んでくださった方もいらっしゃると思います。

あの旅の後、旅先で猫ちゃんに出会うことが楽しみの一つになってしまった私です。


「この道で良いのかなあ」そんな心配が心によぎった頃です。

「歩いている猫の後姿」がデザインされた看板を見つけました。

「この絵は確かに猫の後姿だよねえ」

「だとするとこの家が博物館

それにしても本当に普通の家です。

でも出入り口らしいドアは閉じてます。中の様子も見ることは出来ません。

ネットやガイドブックで紹介されている外観とは似てるみたい。




少しの間「誰かお客さんが来ないかな」なんて辺りを見回していました。

でも、訪ねてくる様子もない。

「よし勇気をだそう

ドアノブに手をかけて引いてみます。

「ビクともしないよー

「あっ ドアの横にはベルらしいのがあるよ

「これを押してみればいいんだよね

「そうだよ。看板が出てるんだからオープンしてるはず

もう一度勇気を振り絞ってドアベルを押してみました。

「リンリン」


シーン・・・

「ドキドキ

「あっ 鍵をはずす音

ドアが開いてとても美しい女性が微笑んでいます。

そして私を満面の笑みで中に導いてくれました。

「あ~ 良かったあ。」

「彼女に入場料を渡したらいいのね」

さあ、どんな博物館なのか楽しみですよ


でも私ったら猫さん達の姿ばかり探してる。気になって仕方がない。

二階に上がると廊下には猫さん達の絵画やポスター。

その面白いポスターを楽しみつつも

「猫ちゃんはどこだろう

 

 

 

 

続く

 



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