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帰国後、シルバ君のバーでスコッチウィスキーを楽しんでいた時のことです。
カウンターでは男性が一人でお酒を頂いています。
ちょっと会話をしてみると職業はフラメンコダンサーだったそうです
「お仕事柄ヨーロッパに友人が多いんだあ。」
「ヨーロッパ各地で暮らしたこともあるの」
スコットランドのこともとても詳しい方みたい。
鉄道で起きたハプニングをお話してみましたよ
彼から出た言葉にビックリ
「ヨーロッパで『時刻表にあるから行くはず』と信じることが可笑しいよ。」
あっさり信じられない答えが返ってきたんです。
「ええっ」「だって時間もプラットホームもちゃんとホームページ通りだったよ」
彼は続けます。
「日本人はその通りであることを当たり前に思っているんだよね。」「その当たり前が通用するのは日本国内だけなんだよ。」
「そう言えば乗車するときに確かめなかった」
「だって時間やプラットホームがネットで調べていた通りだったんだもの」「信じちゃっていたんです」
「日本だったらこれが当たり前なんだけど・・・」
「車内放送が聞き取れていたらまた違っていたかもだけど」
そしてKyokoさんからも参考になるお言葉。
「エジンバラはとても治安の良い街ですよ」そのお話を伝えると彼からまたありがたい情報を頂きました。
「それをスコットランド全体に当てはめてはいけないんだよ。」
「エジンバラは政治の街。日本で言ったら霞ヶ関のようなところだからね。」「治安が良い街なんだよ」
中村俊輔がいたことで有名になったグラスゴーの街。
(先日ロンドンオリンピックで男子サッカーがスペインに勝利した街です。盛り上がりましたね)
「グラスゴーは工場地帯」「夜の女性の一人歩きやサッカー観戦は危険だよ」
エジンバラとは全く違う街なんだそうです。
「夜のサッカー観戦は誰かと一緒に」「試合が終わったらタクシーで帰る」
「エジンバラとその治安を一緒にしてはいけないんですね。」
「工場地帯ということは労働者の街だからね。」
「やっぱり現地で暮らしたことのある方お話はとても頼りになるなあ。」
「大抵は旅を楽しめる」「でも情報を手に入れて計画してこその楽しい旅なんだね」
「私は初めてのロンドンでチェルシー戦を一人で観戦」「夜の試合観戦です。」
実はトッテナムのスタジアムではリヴァプール戦があって悩みました。
「トッテナムリヴァプール」「ロンドンにいるならこれは行きたいよね」
「ネットで色々調べたんですよ。」
「チェルシー地区の治安はとても良いんだあ。」「トッテナム地区は治安が良くない」
行き慣れていない女性が一人で夜の試合を観戦するのは危険が伴うと判断。この試合観戦は諦めました
同じ夜に治安の良いスタンフォードブリッジでチェルシー戦を観戦する方を選択しました。
「最近のニュース 記憶に新しいと思います」「2011年8月のロンドンの暴動事件」
「トッテナム地区が発端でしたね。」
「やっぱりあの時の判断は間違いじゃなかったかも」
「改めて情報のありがたさを感じました」
私はいつもみなさんに一人旅、個人旅行を薦めています。
一人で自分らしい旅をするっていつも感動と感謝が一杯
自分自身がその旅で変化していることも嬉しい。
そんな旅に思い切って一歩踏み出して欲しいと思います。
伝えたい気持ちも多くてホームページもオープンさせてみました。
それは情報の入手がとても大切だと思うからです。
入手した情報によっては「止める」「諦める」。そんなことも大切だと思い出して欲しいです。
「日本のように『信じる』を当たり前にしてはいけない。」
「近くの街だからと治安も一緒だと思ってはいけない。」
「情報はしっかり入手」「最後まで楽しめるプランを立てて欲しい」
「そんな色々な不安はあっても自分でプランした旅は素敵ですよ」
書かせて頂いたことを思い返すと出発のタクシーやリムジンの遅れ。
パソコンのアダプターの破損やホテルの無線LANの電波の問題。
往路の航空機で無くしてしまったカメラの充電電池。
ヴァージントレインの終着駅のミスやKLMの搭乗ゲートの変更。
ハプニングが多かったよね
それは新しいプランも多かったからなのですが
「神様」「ハプニングのレベルもこれくらいのところでお許しください」
「お願いです」
おわり
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