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この冬に結婚してパリで暮らしている友人がいます。
「今回はどこに行こうかな」「パリに行った彼女に会いたい 」
その思いがパリを選んだ理由の一つなんです。
初めてのリヴァプールの旅の後半にスペインのなっちゃんと会うためにパリを訪れました。
「パリでのランチはサンジェルマン・デ・プレで日本蕎麦を頂いたんですよ」
その旅行記『リヴァプールに行きたい人集まれ』でも書かせて頂いています。
「懐かしい~ 」
友人はそのお蕎麦屋さん「えん」の板さんと結婚されたんです。
パリを訪ねると決まった時に彼女が婚約者さんのお店を紹介してくれたのですよ。
当日はサンジェルマン・デ・プレ教会で待ち合わせになりました。
「昼間ショッピングしたし もう行き慣れていますよ」
もちろん待ち合わせ時間に合わせて便利な95番のバスで向かいます。
「到着 バス停からは教会には横断歩道を渡らなきゃ。」
バスを降りて教会方向に横断歩道を渡ろうとし始めた時です。
「あれっ あの後姿 」横断歩道で見慣れた後姿を発見
「ちょっと小さな声で呼んでみようかな。」日本語で控えめに声を掛けてみちゃいました。
「やっぱり~ KOTOちゃんだった 」
振り向いた女性は8ヶ月前にお別れした時と変わらない彼女でした。
「パリの教会の前で再会だなんて感激~」
「とてもパリの街に馴染んでいる感じ。」
そう言えば日本でも仕事しながらフランス語のレッスンに通っていたんだよね。
「そうは言っても本当にパリで生活を始めちゃったなんて」海外で暮らしたことのない私には想像さえ出来ない。
「生活しているからきっと地元の人気店とか知ってるよね。」
そう思うと今夜はどこに連れて行ってくれるのかとても楽しみになっちゃいます。
もう色々な考えが巡ってきました。「おいおい私 」
「KOTOちゃんの近況より気になるのは今夜の食事かい 」
バス通りからちょっと裏手の通りを彼女の後を付いて行きます。
静かな通りに面したビストロに案内して頂きました
お店の名前は「Chez Fernand」。「白い入口辺りの外観が可愛い」
白のお洒落な外観。お店の中は赤を貴重にしたインテリアがまたとってもお洒落です。
「ちょっと狭い感じ」「こじんまりしたお店 でもチェックのテーブルクロスも外観同様に可愛いわあ 」
帰国後ネットで調べると「パリで人気のビストロ」と紹介を見つけましたよ。
「この時間はまだ空いているんだね。」
パリではもっと遅い時間から飲み始めるから19時位ではまだお客さんは少ないと彼女に教えて頂きました。
メニューは彼女にお任せします。
「見ても全然分からない~ フランス語だもん 」
観光客相手のお店なら英語のメニューなんかも用意されているのかも
「テーブルクロスやナプキンも赤やチェック」
「とっても可愛いんだけど暗い店内だと美味しそうに撮影が出来ないのが残念 」お料理が赤っぽくなっちゃうんです・・・
「カメラのことに詳しくない私のだから撮れないんだよね」
テリーヌやココット、サーモン料理を楽しみました。
「やっぱりフランスって美味しい」
注文のお料理と一緒に山盛りのピクルスが運ばれて来ましたよ。
「このたくさんのピクルスがサービス 」「驚き」
食後のデザートはシャーベットを選択。
コーヒーも頂いてもうお腹が一杯です
「一品の量の多さはフランスも同じね。」
「これって色々なお料理を注文出来ない 」
海外でレストランなんかでお食事すると量の多さには残念だと思っちゃいます。
「楽しい時間って経つのが早いよね」
そろそろ教会の前の停留所からアパルトマンに戻ることにします。
「今日は月曜日」もちろんパリで働いている彼女は明日もお仕事です。
「観光に来ている私と違うもんね 。」
彼女からは美味しいと評判のパリのジャムのお土産も頂いちゃいました。
ちなみに彼女へのお土産はカレーのルー。「彼女からのリクエストです」
やっぱり日本のカレールーがとても美味しいらしいですよ。
「カレーと言っても日本の味なんだよね 」
教会のバス停まで送って頂いてお別れすることに。
彼女のお住まいはエッフェル塔の方なんだそうです。
「またパリに来るからねー」
リヴァプールでもそしてバルセロナやパリでも友人が暮らしています。
「いつの間にか友人を訪ねる楽しみも増えちゃった」
「これはヨーロッパの旅がサッカーだけじゃなくなったぞ」
続く
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