僕の友人であり、飲み友達の自称音楽ライター、外村西洋氏より先日17日の我が楽団の演奏について、ホット(辛口)な全曲レビューの其の2。
以下コピペします。
当日の音源もアップしました。お聴き苦しいところはありますが、話半分で合わせて聴きつつ、お楽しみください。
4_しなまちサンバ
カルメンミランダあたりのポップなサンバにヨナ抜き音階のメロディをのせたようですな。
ボサノバやMPB以前のブラジル音楽の野暮ったくいなたい感じが、拙い演奏スキルとマッチしていますな。
ヘタウマな演奏はどこかカリプソ風味が漂ってますな。
評価:0点
5_リンゴ追分
言うまでもない昭和歌謡の名曲のサルサカバーですな。コンガ、ティンバレスにドラムスが加わったリズム隊、モントゥーノピアノにギターカッティングを加えたバッキングは、オリジナルサルサには無い楽器の使い方で工夫が感じられますな。
曲展開はサルサマナーにそれなりに則っており好感が持てますわな。
凡百のリンゴ追分カバーの中では完成度高い方で、及第点を差し上げても良いかと思います。
評価:玉屋or鍵屋
6-1_2_ジョナサン~イエローアトランティックのテーマ
6-1.ジョナサン やもめの漂流記
細野晴臣のトロピカルダンディズム満載の楽曲ですな。
えらい分かりやすいコード進行には工夫は無いが、メロディのエキゾ感には工夫が見られますな。
ユニゾン主体のホーンアレンジはスカタライツ由来かと思われ。
ビギン風、スカ風のリズムの合間にルンバ(ワワンコー)が一瞬入っており、リズムはなかなか凝っておりますよ。
やろうとしていることは評価しても良いと思いますな。
評価:竹と梅の間
6-2.イエローアトランティック
シンコペーションを効かせた2-3クラーベが特徴ですな。
サルサ(2-3クラーベ)~ソカ(3-3クラーベ)~サルサ(2-3クラーベ)とリズムが変わってますな。
サルサ部分のコード進行は大滝詠一の「GOGOナイアガラ」で高名な王道ポップス進行ですな。
この進行は、最早著作権など超越していますわな。お先にどうぞってな具合ですな。
ソカ部分はマイティスバロウ meets 日本のスカパンクバンド「フルーティ」風味で、作曲者の若気の至り的過去が見え隠れしていますな。
評価:4合目
…つづく。
多いので何度かに分けてアップします。
まさかの「0点」が出るとはさすがに僕も動揺したが、外村氏の名誉のためにこれだけは言っておきたい。氏には悪意や慇懃無礼なんてものは微塵も無い。彼は天然なのだ。かつ律儀で誠実なのだ。
普段でも一人称を「拙」と称しながら、日本酒をぐびっとやる男なのだ。
真夏でも程よくぬるく燗する男なのだ。
頼んでもないのにおちょこは人数分頼む男なのだ。
生まれてこのかた箱根の山すら越えたこたないのに、東北にボランティアには行く男なのだ。
しかし、氏の悪気は無いけど何気ない一言が失言となり、人を傷つけることがママあるのだ。
でも、無駄に敵が多くなっていることにまったく気付いていない氏の飄々とした佇まいが僕は好きなのだ。
ちなみに其の1はこちら。