WILD THINK

ラテン楽団「Orquesta de WILD THINK」のバンマスが、日々思うことをダブワイズ

"脱" or "反"

2011年06月05日 | 福島原発事故
先日、某大学の某学部の某教授と某呑み屋で飲んだ時、氏の原発についての市民運動論をうかがった。

曰く、
昨今を見ると、小林武史みたく大人で現実的でお金の匂いがする派閥、"脱"派と、松本哉みたく理想論で左翼運動の匂いがする派閥、"反"派に分かれているようだ。
前者はマスコミを利用し、大衆に訴えようとし、後者はデモを利用し、大衆に訴えようとしている。
年収500万を境にどっち派か分かれてくる。と思う。

そりは鎌倉以降の中世で言うところの、座禅組む派(禅宗)か、踊り念仏する派(浄土教)か、と合致する。
どっち派かは年収500文が境である。

禅宗の坊さんは幕府や朝廷などの時の権力に近づき、布教につとめ、浄土教の坊さんは直接庶民に阿弥陀さまの素晴らしさを訴え、布教につとめた。

なので、禅宗は小金持ちで小知恵がある人が満足するような小難しく、スノッブで洗練されたアーバンな、呑み屋でいうと「ワイヤードカフェ」的な雰囲気を醸した。
浄土教は低所得で、学が無くても分かるようなポップでキャッチーで猥雑な、呑み屋でいうと「和民」的な雰囲気を醸した。

中産階級と言っても、アッパー(中の上)とロウワー(中の下)で如何ともし難い意識と文化の壁があると思うの。中世からの。
でも、みんな心を一つにせねばね。

ちなみに「一休」は呑み屋的に言うと、浄土教的だが、当の一休宗純は室町時代の禅僧である。ここに歴史の大きな謎と未来への答えが隠されているのである。かも。しれない。
しかも、その答えは相当な「とんち力」が無いと導きだせないだらう。。
それは、君ら若い世代がやってくれ。わたしは大いに期待している。まあ、がんばんなさい。
とのこと。

そう言い残し、彼は飲み代をおごり、去って行った。
僕は、なんて上から無責任、と思いつつ、しかし、オゴルヒトミナイイヒト、オゴルヒトワルイイナイ、と思ったのだった。

「居酒屋一休」




--------【告知】--------
僕がバンマスやってるラテン楽団「オルケスタ デ ワイルドシンク」が、ライブイベントを主催いたします。

●07月17日 日曜日(祝前日)
Wild Think presents 「Yellow Atlantic」
場所:下北沢 440
開演:12:00(昼) / 終演:15:00
お代:1800円(ドリンク別)
チラシ持参で1500円

出演 :
●オルスタ デ ワイルド シンク
●ハリガリアンブル

DJ:
松本卓也(ロソララ/タムタム楽団)
デルクモ(ワイルドシンク)

陽光降り注ぐ下北沢のカフェ「440」にて日曜のお昼をトロピカルに彩ります。
真夏の東京を擬似カリブに誘いますぜ。
みなさま是非お越しをば。


【詳しくはクリック】


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