WILD THINK

ラテン楽団「Orquesta de WILD THINK」のバンマスが、日々思うことをダブワイズ

でもデモでも

2011年06月10日 | 福島原発事故
先々日、6/11に脱原発デモがあるので、行かないかと、大学時代の友人からメールが。
行く、と返信。ちなみに、友人はデモには一度も行ったことは無いという。
なんか唐突にメールが来て、なんか文面も切迫した使命感をそこはかとなく感じ、らしくないな、と思ってたら、、
先日、背景団体がよくわからん、という理由でやっぱ行かない、というメールが。

潜在的な内ゲバか。。

ところで僕は、70年代の社会運動がおかしな方向に行った理由は、庶民感覚、世間感覚を失ったからだと思う。
世間を大人という立場で経験していない学生が、いくら理屈をこねても、世間様は納得も得心もしてくれず、思想が現実と乖離した。

乖離したまま思想側でずっと生活している人たちが、今日の社会運動を担っている。と思う。
だから、世間のフツーの人は、言ってることは分かるんだけど、彼らを怪訝がる。

昨今の潜在的内ゲバ、つまり、「原発嫌だから嫌派」vs「原発嫌だけど何もしない派」は、思想対世間の内ゲバだと、思う。
内ゲバと僕が言うのは、世間までも現実と乖離し、ある意味思想化してきたと感じてるから。別に今、急に始まったことじゃないけど。
僕は専門的な勉強してないからよく分からんが、それは、戦中の日本の庶民の感覚と同じなのではなかろうか。

思想には情緒がない。

デモとか民主主義でなくて、
思いは思いのままで、
なんとなく良い方へ変わっていってほしい。
とか、思う。ほんとは。

でも、僕はデモに行く。
なぜなら、そこに路上の寅さんが紛れ込んでたりしやしないか、探しに行きたいからだ。

悲劇を悲喜劇に変えるマジックが、情緒だ。





--------【告知】--------
僕がバンマスやってるラテン楽団「オルケスタ デ ワイルドシンク」が、ライブイベントを主催いたします。

●07月17日 日曜日(祝前日)
Wild Think presents 「Yellow Atlantic」
場所:下北沢 440
開演:12:00(昼) / 終演:15:00
お代:1800円(ドリンク別)
チラシ持参で1500円

出演 :
●オルスタ デ ワイルド シンク
●ハリガリアンブル

DJ:
松本卓也(ロソララ/タムタム楽団)
デルクモ(ワイルドシンク)

陽光降り注ぐ下北沢のカフェ「440」にて日曜のお昼をトロピカルに彩ります。
真夏の東京を擬似カリブに誘いますぜ。
みなさま是非お越しをば。


【詳しくはクリック】


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