最近のデータによると、不登校の子供は、全国で44万人だそうです。
私たちの子供の頃は、確かに幼稚園や学校には行きたくない時もありましたが、基本的には
大人が仕事に行くように、子供は学校に行くというのが、当たり前だ思っていたので、不登校の子供は
何か病気や極端な体調不良がある子だと思っていました。
と、いうよりも今と違って、家に閉じこもっていてもそれこそやることがないので、外に行って、友達と
日が暮れるまで遊ぶというのが、小学校低学年までの定番の子供の行動パターンでした。
(その友達作りのために幼稚園や学校に行っていたのかもしれません。)
その時に、よく運動をしたり、大声で笑ったり話したりと身体も口の周囲の運動も自然に行っていました。
それが、今では、スマホもゲームもあるので、家に一人でいることが多くなったせいなのか?
食生活の極端な欧米化や軟食(やわらかい食べ物)化で、食物をよく噛まなくなったり、
外で遊んだり、大声を出す機会がなくなったので、心や身体の成長発育と共に、顎の成長発育も悪くなって、
顎周りや首周りの骨や筋肉が弱くなって、弱小化して、昔では考えられなかった小児のいびきや睡眠時呼吸障害を
引き起こしていると考えられています。
この問題は、日本だけでなく世界中の医師やとりわけ歯科医師にとって、100年近く前から懸念されてきた問題です。
子供の「朝がつらい」「朝起きられない」「昼間眠たい」「いびきをかく」「鼻がつまる」「口がポカン」などは
今では、普通のように思われている方も少なくないのですが、そういったことが、
もしかしたら子供たちの何か「つらさ」や「身体の不調」のサインかもしれません。
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