〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(166)

2016年09月14日 18時19分53秒 | 俳句
空たかくべんたういたゞく
光あまねく御飯しろく
けふも大空の下でべんたうをひらく
飯のうまさもひとりかみしめて
青空のした秋草のうへけふのべんたうひらく
大空の下にして御飯のひかり
おべんたうをひらく落葉ちりくる
けふのべんたうは岩のうへにて
(「放浪行乞 山頭火百二十句」金子兜太 集英社文庫 1992年)より
                            富翁
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