前回申しましたように この世は誤解に満ちているようです。
この世は自分が生きていくことや 家族を養っていくことだけでない なにか特別な目的があって その目的に沿うような生き方ができないとハードな苦しい生き方になる傾向がありそうです。
逆に言うとその目的に沿うように生きると より幸せにより楽に生きる道があることがわかってくるようだ ということだと思います。
自分と他人とは別個の存在だという誤解を解くものとして この前の東北大震災では 「絆」という言葉が生まれました。あまりにも多くの人々が愛する人々を そして大事な仕事や財産を一瞬のうちに失いましたが そのとき同じ苦しみを体験し理解し合う人々やそれを他人ごとに思わず励ます人々の団結が生まれ広がっていきました。
被災された人々が自らを犠牲にして 私たちに教えてくれたのでした。人間は他人も自分もない 本来つながったひとつの集団であることが強く認識されたのでした。被災したのが自分でなくてよかったなどという考えが減ったのでした。
また 人間は他人に自分の弱みを見せまいとする傾向があります。自分が弱いと思われるのが恥だと思うのです。
ところが成長すると 進んで弱みを見せるようになります。それが他人を助け自分を助けることになるとわかるからです。
人生の生き方についても みんなが自分の情報を進んで提供して他人とシェアする方向にどんどん進むと思われます。
したがって成長した社会では 隠すことが出来なくなるようです。みんなが一つに繋がっているとはそういう状態のようです。
私たちが向こうの世界ではそのようであることがしだいにわかってくるということだと思います。
(続く)
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