今私たち人間が住んでいる場所は 生まれ故郷とは全く違う別世界であることに早く気が付くべきです。
人世とは宇宙の真理を学び 自分の抱いてきた今までの価値観から脱皮していくことのようです。
たとえば大変多くの人々がごく自然に思っている「人より優れる」ということ あるいは「人に勝つ」ということほど 人生を楽しくないもの すなわち苦しくするものはないようです。
私もそのように教えられ そのように生きてきました。
勝ち負けに意味はあるのか ということを知る必要があります。
それが努力を生む原動力なのだから 人間たるもの努力をしなさいと教えられてきました。
もしこれが他人も自分も本当は区別が無くて 真実は宇宙全体で一人というかひとつしか存在しないのだと知ったらどうなるのでしょうか?
本来は自分という一人しかいないものを 沢山の人間に小分けして それぞれに見かけ上の個性を与えているに過ぎないのだのだと知ったら?
その時自分はどのように生きるでしょうか?
今までとは全然違った生き方をするのではないでしょうか?
人に勝つよりも 人より優れるよりも そんなことよりまずは自分が今までより楽しく生きるように努力するのではないでしょうか?
人を傷つけると自分も同じだけ傷つくことがわかったり
人が喜んでいると自分も嬉しくなることがわかるようになってきたらどう生きるでしょうか。
今までは愛されてないのは自分だけだと思っていました。
(例えば家族に兄弟がいる多くの理由は ほかの兄弟がもっと愛されていると感じるためだということが多いのです。だから家族に兄弟がいる人が多いということもあります。自分が学べる仕組みになっているのです。すべてがそういう理屈のようです。)
つまりは宇宙の真理を知るほど 今よりも楽しく生きる道が開けるということになります。そういう目で見るといろんなことに気づくようになってくると思います。
例えば所有という考えもそうです。
私のお金 私の家 私の車 私の職業 私の地位・立場・メンツ 私の家族 私の人生 私の命 沢山あります。
これに対して 所有という考えは本当は幻想である 本当はみんなで分かち合うことだと 気付いたらどうなるでしょうか?
宇宙にはもともと一人しかいないのだったら 自分が所有することにどんな意味があるのだろう これも幻想だろうか?
人々の意識はそういう方向に向かうのではないでしょうか?
(続く)
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